さぁヘラブナと知恵比べ…大阪・大東市「阪奈園へら鮒センター」

緑の木々に囲まれた阪奈園。自然を満喫しながら釣りを楽しめる
緑の木々に囲まれた阪奈園。自然を満喫しながら釣りを楽しめる
32センチの美形ヘラブナを仕留めた浅田さん
32センチの美形ヘラブナを仕留めた浅田さん

 大阪、奈良の中心地を直結する阪奈道路沿いの高地に位置する大阪・大東市「阪奈園へら鮒センター」は、生駒の豊かな自然に囲まれたウドン専門池だ。交通の便もよく、のんびりした時間が過ごせると好評。多くの釣り人に親しまれている。梅雨の晴れ間が続いた9日に取材した。

 「阪奈園」は210席の釣り座を持ち、昭和53年のオープン以来、たくさんの釣り人でにぎわいを見せている。イベントや大会の会場としても使用される名門の人工池だ。2面ある池の水深はそれぞれ約1・7メートルで、魚は40センチを超える大型も数いるが、中心サイズは25~30センチとやや小ぶり。それでも、元気いっぱいの美形ヘラブナは型以上によく引くと評判だ。

 自由釣り場の1号池は、タナや釣り方が好みのスタイルで楽しめ、宙釣りファンにも喜ばれている。この日は3時間で30枚を釣り上げた人もいた。水温が高くなり、魚がうわずりやすくなるこれからのシーズンに、数釣りを楽しみたいならこちらがお薦めだ。

 2号池は底釣り専用釣り場になっている。「餌を工夫しないとなかなか釣れんよ」と、午前中に7枚を釣り上げた浅田繁巳さん(67=奈良市)。週3で通うヘラ釣りの名手だ。「ジャミ」と呼ばれる小魚が多く、その猛攻を交わし、いかにして餌を底に運ぶかが釣果を延ばすポイントになる。「まぶし粉の大きさを調整しながら、餌を押さえて固く丸くしている。ドロでコーティングして落とすのも効果的」と餌を打ち続け本命を寄せた。沈黙の時間も続いたが、再び活性が上がりだした午後2時半頃からスパート。35センチ以下を25枚の釣果を挙げた。

 本来、中層を好むヘラブナを底で食わせるのは至難の業。しかし、それが底釣りの魅力でもある。「魚の習性に反しての釣りだから、知恵比べになりますね」とヘラ釣り歴53年の菊川定夫さん(72・大東市)も攻略法に頭を悩ませる。仕掛けを選び、ウドンというオーソドックスな餌のみを駆使して魚を底に誘い、不規則なウキの動きから本アタリを捉える。この動作が「ここはその日どころか時間毎に変わることも多く、同じ釣り方をしてても突然食わなくなる。するとまたイチからやり直しや。でもそこが楽しい。釣りは難しいほど面白い」と笑顔で話した。

 釣り人が「この池は釣り方が難しい」と口をそろえる。その一方で、的の中心を射抜くようなピンポイントの“大正解”を探り当てれば「いくらでも釣れる」との声もあった。ぜひ、「阪奈園」のヘラブナとの駆け引きを楽しんでいただきたい。(大塚 真哉)

 ◇問い合わせ 「阪奈園へら鮒センター」(TEL072・869・0015)へ。

 ◇料金 1日2000円、半日1600円。

 ◇時間 4月から9月は午前6時半~午後4時半、10月~3月は午前7時~午後4時まで。毎週火曜日定休(祝日は営業)。

 ◇その他 無料駐車場、食堂完備。貸し竿(500円)や餌の販売、2か月毎に上位20人を表彰する「タテ賞」(長寸で順位を決定)などがある。

緑の木々に囲まれた阪奈園。自然を満喫しながら釣りを楽しめる
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