早見和真氏「あの夏の正解」“学校図書館重版”決定 司書から支持 コロナ禍で苦悩する球児の本心に迫る

小説家の早見和真氏
小説家の早見和真氏

 山本周五郎賞作家の早見和真氏(43)による初のノンフィクション「あの夏の正解」が“学校図書館重版”という異例の形で3刷が決まった。版元の新潮社が16日、発表した。

 同書は新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園大会が中止となった昨年、早見氏が高校野球の強豪である済美(愛媛)と星稜(石川)に密着取材し、「甲子園のない夏」を過ごした両校の監督や3年生部員の本心に鋭く迫った一冊だ。3月17日に発刊されると、高校野球ファンを中心に絶賛の声が相次いでいたが、このほど全国の中学、高校の図書館司書の間でも共感が広がり、約2週間で600校以上から注文が寄せられ、“学校図書館重版”という異例の形での増刷が決まった。

 早見氏は桐蔭学園(神奈川)時代に元巨人監督の高橋由伸氏(スポーツ報知評論家)の2学年下で白球に青春を捧げた経験があり、本作でも独特の筆致で選手のリアルな心情に迫っている。コロナ禍で人々が迷い、戸惑う中、いかに希望を見いだすかのヒントが詰まった一冊としても、読者の支持を集めている。

小説家の早見和真氏が執筆した「あの夏の正解」
小説家の早見和真氏が執筆した「あの夏の正解」

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小説家の早見和真氏が執筆した「あの夏の正解」
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