巨人の反撃なるか 掛布氏「勝負は五輪明け」由伸氏「丸は一番の状態」村田氏「岡本の前に走者を」…評論家座談会前編

スポーツ報知
掛布雅之氏

 巨人の反撃なるか―。スポーツ報知評論家による座談会が14日、オンラインで行われた。阪神OBの掛布雅之氏(66)と巨人OB・村田真一氏(57)を招き、MC役には前巨人監督の高橋由伸氏(46)が登場。交流戦を振り返りつつ、18日からの直接対決に向けた必勝法まで展開。前後編の2回にわたって掲載予定の“GT場外バトル”を、どうぞお楽しみください。

 MC・由伸(以下・由)「一番年下の私が進行します。掛布さん、ご無沙汰しております。今年の阪神! いやあ、強いですね」

 掛布(以下・掛)「阪神は交流戦を勝率5割でも構わないと思っていたが、4つの勝ち越しで終えたのは大きいね」

 村田(以下・村)「昨年までの点を取れないイメージがないですね。ここまで変わるか、ってくらい」

 由「佐藤輝の存在は大きいし、マルテ、サンズも負けじと打つ。近本と中野の1、2番もいい。長打に足も使える打線は理想です」

 掛「普段のリーグ戦と同じように機能したね。ただ、オリックスの山本やソフトバンク・千賀(戦線離脱中)との対戦がなく、パ・リーグ本来のパワーピッチャーとの対決が少なかったのもあるかと」

 村「掛布さんは巨人をどう見てますか?」

 掛「負け越しが1つで済んだのは、離脱者続出のメンバーを考えれば踏ん張った方だと思う」

 由「いるべき人がいなくて、取るべき1、2点が取れなかったですね」

 村「物足りなかったのはスモーク。3本塁打したけど交流戦2割1分6厘では、岡本和の後ろの5番としてはさみしかったな」

 由「先発陣も投球イニングを延ばせず中継ぎにしわ寄せがいきました。最後追いつかれたり、投打のバランスが良くなかったです」

 掛「でも、巨人の勝負は五輪明けの8月から。そこまでに阪神と5ゲーム差以内にしておけばチャンスは残る。阪神は逆に10ゲーム差以上にして五輪後の戦いを迎えたい」

 村「巨人は矢野監督が正捕手だった2008年に最大13ゲーム差をひっくり返してますからね。メークレジェンドです」

 由「まだ早いです(笑い)。そこまで深刻じゃないです…。18日からの阪神戦から丸も戻ってきそうですし、梶谷も間もなくだと思います。特に丸は(本調子ではなかった)昨シーズンも含めて一番の状態で帰ってきます」

 掛「長嶋さんが丸の姿勢を正したと読んだ。姿勢は打者には一番大事な部分」

 由「8日のDeNA2軍戦の1打席目を見ただけですが、中越え二塁打を打った打撃フォームに『おっ! 久々にいい丸を見たなあ』って思いました」

 村「由伸が言うなら間違いないな。丸が本調子なら勇人を3番、5番は丸がいい。ウィーラーは調子いいし、和真の前にとにかく走者をためたい」

 掛「相手から見ると、4番の岡本和を坂本と丸で挟む形が一番戦いにくい。私は坂本5番派で、岡本和と勝負するケースが増えると思う。3番・丸は選球眼がいいから数字以上に相手バッテリーにプレッシャーを与えられる。マルテを3番に置いてるのも、仕掛けが遅く、四球を選べるからね」

 由「私も2人に同意見で3人は並べますね。梶谷にウィーラー、スモークも含めた6人が1~6番に並ぶことで、かなり脅威です」

 掛「巨人がここからどう反撃してくるか。五輪までの22試合で5ゲーム差以内にするには18日からの直接対決3連戦で勝ち越す必要がある。逆に8ゲーム差以上になれば苦しくなるよ」

 村「メルセデス、戸郷、菅野。この3枚が何とかしてくれるでしょう」

(後編へ続く)

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