12日の東京5R・2歳新馬(芝1400メートル=18頭立て)でデビューした白毛のハイアムズビーチ(牝2歳、美浦・萩原清厩舎、父ドレフォン)が残り200メートル付近で先頭に立つと、そのまま押し切って初陣Vを飾った。勝ちタイムは1分22秒2(良)。
真っ白な馬体が4角を6番手で通過すると、外を回して迎えた直線はストライドを伸ばして抜群の推進力を発揮。ラスト1ハロンで内にいたハギノモーリス(1番人気)をかわすと、半馬身差で後続を退けた。
父は新種牡馬のドレフォンで、16年のBCスプリントなど米G1・3勝、母は交流重賞3勝の白毛ユキチャン。昨年の阪神JF、今年の桜花賞と白毛馬で初めてG1タイトルを獲得したソダシはいとこにあたる良血馬だ。
萩原調教師は「追い切りの動きは悪くない。完成度も高いが、相手次第になると思う」と話していたが、きっちり勝ちきった。今年も白毛の2歳馬が話題となりそうだ。