【阪神】佐藤輝明の四球と盗塁が逆転劇を呼んだ…安藤統男氏「まだまだ進化できる」と期待

5回2死一塁、打者・糸井嘉男の時に二塁盗塁を決め、失策の間に三塁へ進む一塁走者の佐藤輝明(カメラ・関口 俊明)
5回2死一塁、打者・糸井嘉男の時に二塁盗塁を決め、失策の間に三塁へ進む一塁走者の佐藤輝明(カメラ・関口 俊明)

◆日本生命セ・パ交流戦 楽天2―3阪神(11日・楽天生命パーク)

 阪神が逆転勝ちで今季5度目の4連勝。18年からの楽天戦の連敗を4で止めた。セパ首位対決を制し、交流戦の優勝戦線に踏みとどまった。初回。青柳が島内の適時三塁打を許し、今季初の初回失点。2回には茂木に10号ソロを浴びて2点を先行された。しかし、5回。先頭で四球を選んだ佐藤輝の盗塁から糸井の適時内野安打で1点を返すと、6回にマルテが左翼席へ逆転の12号2ラン。涌井を打ち崩した。スポーツ報知野球評論家で元阪神監督の安藤統男氏は、5回に先頭で四球を選び盗塁を決めた佐藤輝のプレーが勝利の鍵になったと評価した。

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 佐藤輝の四球と盗塁が逆転劇を呼んだ。序盤から打線全体が楽天・涌井の制球力と緩急に苦しみ、連打は望みにくい状況だった。攻略が困難な中、イニングの先頭打者としての出塁、そして果敢な走塁から生み出した得点は、1点以上の価値があった。

 中前安打を放った6回の打席も、内容があった。1ボール2ストライクと追い込まれてから、ボール球を2球見極め、最後はシンカーを捉えた。高めのつり球から、ワンバウンドする落ち球まで、何でも手を出す傾向にあったが、選球眼の必要性に気づきつつあるのなら、格段の進歩だ。

 1年目は三振を恐れず、どんどん振っていけばいいと思っていた。だが、内角攻めに対応するなど、壁にぶつかっては克服する姿を見ていると、残りシーズンでまだまだ進化できるのではと感じる。王、掛布、落合ら歴代の本塁打王は四球数も常にランク上位に顔を出していた。新人離れしているからこそ、さらに高いハードルを求めたくなる。(スポーツ報知評論家・安藤統男)

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