【巨人】坂本勇人も強い巨人も帰ってきた 即マルチ安打で快勝 2軍リハビリではG党歓喜の日光浴トレも

6回2死一塁、二飛に倒れるも笑顔でベンチに戻る坂本勇人(カメラ・中島 傑)
6回2死一塁、二飛に倒れるも笑顔でベンチに戻る坂本勇人(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 ロッテ1―5巨人(11日・ZOZOマリン)

 巨人・坂本が右手親指骨折から「5番・遊撃」で約1か月ぶりに戦列復帰。8年ぶりとなる5番に座ると、マルチ安打を放つなど3出塁で逆転勝利に貢献した。ロッテとの交流戦最終カードの初戦を制し、チームの連敗(1分け挟む)は4でストップ。帰ってきた大黒柱を船頭に6差の首位・阪神を追いかけていく。

 あいさつ代わりの技あり打だった。坂本が、見逃せばボール球という低めの変化球をヒットゾーンへ運んだ。「1打席目でああやっていい形でヒットが出たので、いいスタートが切れた」。右手親指骨折のため離脱していたが、この日1軍に復帰。初打席の2回1死フルカウントから、さすがの左前安打を放った。

 約1か月。勇人にとって、長いリハビリ生活だった。5月9日のヤクルト戦(東京D)で、一塁へのけん制球にヘッドスライディングで帰塁した際、右手親指を骨折。翌10日に出場選手登録を抹消された。初めは患部にギプスをつけ左手だけのティー打撃からスタート。徐々に強度を上げた。自宅で1軍戦を見ながら「みんな必死に戦っている。あの場でプレーしたい」。もどかしさをエネルギーに変えた。

 リハビリは基本的に室内。骨や筋肉を強くするのに「日に浴びるといいらしい」とトレーナーから聞くと、練習合間に日光浴を行うようになった。2軍戦に訪れたG党たちが坂本を見つけるとカメラを向け一瞬で集まり出す、スターならではのプチハプニングにも見舞われたが、全ては早期復帰するためだった。

 復帰初戦のこの日は「5番・遊撃」でスタメン出場。5番でのスタメンは2013年9月8日の阪神戦(甲子園)以来、2833日ぶりだった。オリックスとの前カード(京セラD)では3、1、0得点と打線が苦しんだ。原監督は主将に期待を込め、4番・岡本和の後ろ盾として坂本を起用。狙い通り“坂本効果”で打線はよみがえった。

 4回2死一塁では6球粘って四球でつないだ。直後、中島の同点打が生まれた。8回1死三塁では岡本和に17号2ランが飛び出たが、その後ろにはそれまでに2出塁の坂本が控えていた。直後、自身は右前打で右翼手がファンブルする間に二塁へ到達。昨季、2000安打を達成した主将は、3打数2安打という数字にとどまらない存在感で打線を活性化させた。

 2軍戦を含めて実戦復帰4戦目だが、ブランクを感じさせない活躍で連敗を4で止めた。原監督は「やっぱりいい風を吹かせてくれたという感じがしますね。野球そのものが落ち着いていますよね」。梶谷、吉川が故障で、丸が打撃不振でファーム調整中。「交流戦はあと2試合。2つ取れるように」。苦しいチーム状況を華麗に復帰した主将が救ってみせる。(小林 圭太)

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