高橋由伸氏の見解 5番坂本勇人が岡本和真のホームランを呼んだ…大嶺の心理「次の坂本に回したくない」

8回1死三塁、中越え2ラン本塁打を放ちナインとハイタッチをする岡本和真(カメラ・中島 傑)
8回1死三塁、中越え2ラン本塁打を放ちナインとハイタッチをする岡本和真(カメラ・中島 傑)
1回1死、坂本勇人が左前安打
1回1死、坂本勇人が左前安打

◆日本生命セ・パ交流戦 ロッテ1―5巨人(11日・ZOZOマリン)

 巨人・坂本が右手親指骨折から「5番・遊撃」で約1か月ぶりに戦列復帰。8年ぶりとなる5番に座ると、マルチ安打を放つなど3出塁で逆転勝利に貢献した。ロッテとの交流戦最終カードの初戦を制し、チームの連敗(1分け挟む)は4でストップ。巨人前監督でスポーツ報知評論家の高橋由伸氏が、打順の妙について解説した。

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 坂本が帰ってきた。では、何番に置くのか。ポイントは調子の良いウィーラーと、どうバランスを作るか。ベンチはまず、チャンスメーカーとして「2番・ウィーラー」を指名した。

 私の予想は坂本3番だったが、5番で効いた。8回1死三塁の岡本和の2ランがそれ。次の1点が勝敗を分ける中、大嶺の初球フォークは低めボールとなった。大嶺の心理は「次の坂本には回したくない」となり、ストライクゾーンで勝負したくなる。2球目、同じフォークは真ん中付近に浮き、右中間スタンドに消えた。

 ベンチは常に「この試合は誰で勝負すべきか」を考える。直前のフリー打撃や最近の状態を見て「きょうは〇〇が打つ」などと頭の片隅に置き、采配に生かす。この日は、特に岡本和。9日のオリックス戦(京セラ)で久々の一発を放ち、内容から復調気配を感じ取ったのだろう。となれば後ろが大事になり、顔もある「5番・坂本」を選択。右手親指を骨折した影響は全く感じなかった。

 ただこのゲーム、褒めるべきはメルセデスだ。点を取れる場面で取れず、でも7回まで粘った。山口俊を獲得したが、ゲームを作れる投手がまた一人増えたのは大きい。坂本復帰と同時に、チームが投打で好転していきそうな感じを受けた。(スポーツ報知評論家・高橋由伸=前巨人監督)

試合詳細
8回1死三塁、中越え2ラン本塁打を放ちナインとハイタッチをする岡本和真(カメラ・中島 傑)
1回1死、坂本勇人が左前安打
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