3人の「いきものがかり」ラストステージ…脱退・山下穂尊「『新生・いきものがかり』の背中を押して」

3人体制でのラストライブを行った「いきものがかり」の(左から)水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊
3人体制でのラストライブを行った「いきものがかり」の(左から)水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊

 3人組バンド「いきものがかり」が11日、横浜アリーナで「いきものがかりのみなさん、こんにつあー! THE LIVE 2021!!!」を開催。約6年ぶりの有観客ツアー最終公演で、今夏で脱退するギター・山下穂尊(38)もそろった3人体制のラストステージを披露した。

 コロナ禍で上限の5000人のファン、目を真っ赤にしたボーカル・吉岡聖恵(37)とリーダーの水野良樹(38)が見守る中、山下は「これからも山下穂尊を、『新生・いきものがかり』の背中を押していただけたら、こんな幸せなことはありません。(デビュー)15年、(結成)22年、ありがとうございました」と会場の隅々まで手を振った。

 始まりは33年前。小学校の同級生だった水野と山下が「生き物係」を担当した縁で、ユニット名が決まった。同級生の妹の吉岡をボーカルに誘い、99年2月にバンドを結成し、地元で路上ライブを繰り返した。

 存続の危機を救ったのは山下だった。大学受験を機に解散したバンドの再開を試みた水野に対し、吉岡が首を縦に振らない。そんな時、山下の説得で再開を決断したという吉岡は「あの時、海老名の喫茶店に呼び出してくれて、戻してくれてありがとう」と感謝した。

 山下にも忘れられない記憶がある。同じ時期、3人で横浜アリーナでのサザンオールスターズのライブに行った。「この規模のアリーナは夢物語で。いつかここでできるのかなって」。デビュー前に憧れた舞台上で振り返り、「夢がかなえられて本当によかった」と感慨深げに語った。

 最新アルバム「WHO?」に収録された「からくり」から代表曲の「じょいふる」、デビュー曲の「SAKURA」で締めた吉岡は「この3人だから、このステージに立てた」と言い、水野も「すごくさみしいけど、この道が正しいと思う」と泣いた。“三人四脚”で歩んだ22年間。思い出が詰まった原点でラストを飾った。

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