【オリックス】山本由伸、圧巻8回2安打無失点で1056日ぶり「貯金1」…きょう交流戦優勝の条件は?

15奪三振で6勝目を飾った山本由伸は、杉本裕太郎(左)と笑顔で撮影に応じる(カメラ・義村 治子)
15奪三振で6勝目を飾った山本由伸は、杉本裕太郎(左)と笑顔で撮影に応じる(カメラ・義村 治子)

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス4―0広島(11日・京セラドーム大阪)

 打球が中前へ抜けると、山本は口を大きく開けて悔しがった。7回までパーフェクト。だが、8回先頭の鈴木誠へカウント1―1からの94球目、147キロのカットボールで初のHランプをともされた。1994年の巨人・槙原寛己以来、27年ぶりの完全試合を期待した本拠地ファンのため息は、すぐに拍手へ変わった。右腕も切り替えて後続を断ち、8回を2安打無失点。

 「調子が良かった。3回をパーフェクトで、どんどんノッていこうと。(鈴木)誠也さんはすごくいい選手で、悔しいけど仕方がない。『打たれても絶対にゼロで帰る』と準備して(マウンドに)上がったのが良かった」。序盤から頭にあった快挙を逃しながら、崩れることなく6勝目を挙げた。

 圧巻の内容だった。球速157キロは自身の今季最速タイ。120キロ台のカーブなど変化球も多彩に鯉打線を手玉に取った。2回先頭の鈴木誠から6者連続など15奪三振は自己最多で、球団では26年ぶり。相手先発打者どころか、打席に立った全員から三振を奪った。

 東京五輪の日本代表選出が有力。大舞台に臨む今年は、野球のことしか頭にない。小学生時代からの幼なじみで宮崎・都城高の寮では相部屋だった石原与一さん(社会人野球・梅田学園所属)は1歳下の由伸の変化を証言する。「以前は野球以外の話でも盛り上がれた。でも今年は、もう10割近くが野球」。昨オフも無休で練習漬けだった22歳。日本の“トップ”としての自覚が、成長の歩みを停滞させない。

オリックスの交流戦V条件
オリックスの交流戦V条件

 チームは交流戦単独首位に立ち、12日にも10年以来2度目のVが決まる。1分けを挟み今季最長タイの4連勝で、18年7月21日以来、1056日ぶりの「貯金1」。パ・リーグでも4月4日以来の3位浮上だ。交流戦3戦3勝のMVP候補は「チームの状態がいいので、乗っていかないと。気を引き締めていきたい」と慢心はない。(宮崎 尚行)

試合詳細
15奪三振で6勝目を飾った山本由伸は、杉本裕太郎(左)と笑顔で撮影に応じる(カメラ・義村 治子)
オリックスの交流戦V条件
すべての写真を見る 2枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請