いきものがかり、3人での“ラストライブ”「この3人だから、このステージに立てた」

いきものがかりの(左から)水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊
いきものがかりの(左から)水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊
ラストステージに立った山下穂尊
ラストステージに立った山下穂尊

 3人組バンド「いきものがかり」が11日、横浜アリーナで「いきものがかりのみなさん、こんにつあー! THE LIVE 2021!!!」を開催。約6年ぶりの有観客ツアー最終公演で、今夏で脱退するギター・山下穂尊もそろった3人体制のラストステージを披露した。

 地元・神奈川での“ラストライブ”。3人は、いつも通りの柔和な表情で登場した。2日に脱退を発表した山下は「何年も考えて、コロナもあった末の結論でして。温かく背中を押してもらえたら」と言いつつ、「最終日なので、いつも通り盛り上がっていきましょう」。リーダーの水野良樹も「3人の最後のライブが横浜アリーナ。皆さんも、自分たちも楽しみたい」。ボーカル・吉岡聖恵も2人の言葉に何度もうなずき、歌詞をかみ締めるように歌い上げた。

 小学校の同級生である水野と山下が「生き物係」を担当していた縁で、ユニット名を決めた。同級生の妹の吉岡をボーカルに誘い、1999年2月にバンドを結成し、地元・神奈川で路上ライブを繰り返した。

 デビュー前に訪れた危機を救ったのも、山下だった。水野と山下の大学受験を契機に、バンドは解散。水野は再開を試みたが、音大へ進学した吉岡は、首を縦に振らない。そんな時、山下の説得で再開を決断したと振り返った吉岡は「あの時、海老名の喫茶店に呼び出してくれて、戻してくれてありがとう」。涙をぬぐいながら伝えた。

 山下にとっても、忘れられない記憶がある。同会場で行われたサザンオールスターズのライブを見に行った。「3人で行ってね。この規模のアリーナは夢物語で。いつかここでできるようになるかなって。夢がかなえられて本当に良かった」。デビュー前に憧れた舞台上で感慨深げに語った。

 最新アルバム「WHO?」の「からくり」から始まり、大ヒット曲の「じょいふる」や「ありがとう」、そして最後にはデビュー曲の「SAKURA」を披露した吉岡は「この3人だから、このステージに立てたんだと思います。今以上に山下穂尊、いきものがかりは輝いていきたいと思います」と涙をこぼした。そして、山下も言葉を紡いだ。「皆さんの表情や空気感。今日、横浜アリーナという場所に立てたということ。あの頃の夢がかなうんだなと実感させてもらった(デビュー)15年、(結成)22年でした。僕らも1つ1つ階段をのぼってきて、路上ライブから始まって、今、奇跡の景色を見られていることに幸せを感じています。僕は大きな犠牲を払って、新しい場所に行こうと思います。これからも山下穂尊を、そして何より『新生・いきものがかり』の背中を押して頂けたら、こんな幸せなことはありません。本当に本当に15年、22年ありがとうございました」。“三人四脚”で歩んだ22年間。思い出が詰まった原点で、ラストを飾った。

いきものがかりの(左から)水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊
ラストステージに立った山下穂尊
すべての写真を見る 2枚

芸能

宝塚歌劇特集
NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請