川上未映子さん、ネット上で殺害予告の投稿者に324万円の支払い命令判決を報告「決して泣き寝入りしない」

川上未映子さん
川上未映子さん

 芥川賞作家の川上未映子さんが11日、自身のツイッターを更新。自身への殺害予告をネット上に書き込んだ投稿者に損害賠償を求めた訴訟の判決が出たことを報告した。

 この日、「昨日、東京地裁において、2018年に受けた殺害予告にたいする訴訟の判決が出ました。わたしは和解の提案を退け、名誉毀損、強迫の違法性が認められた結果、被告には請求額の約8割に相当する324万円の支払い命令が下されました」と判決内容を報告した川上さん。

 「誹謗中傷や強迫を受けて、訴えを起こすのはいろんな側面で勇気が要ることだと思います。費用はいくらかかるのか、どれくらい時間がかかるのか。さらに厄介なことに巻き込まれるのではないか。勝訴したとしても、結局、精神的にも金銭的にも大きな負担が残るのではないか。本当に不安です」と今回の訴訟への思いを率直に明かし、「でも、昨今のネットにおける誹謗中傷や脅迫は、人の生き死にかかわる問題で、受け流せるものではありません。卑劣な加害行為をした者は必ず『現実的に』追及され『現実的に』罰せられるということ、被害者は決して泣き寝入りしないということを常識として周知する必要があります」と続けた。

 その上で「324万円のうち慰謝料は200万、相手が匿名である場合にかかる約100万の情報開示の費用も、今回は賠償額に含まれることになりました。これは画期的なことだと個人的に思っています。これが前例となり、抑止に繋がることを願っています」とし、「また今回は家宅捜査まで行われましたが、被告は初犯で身元が明らかであったことから、逮捕は見送りになりました。これに関しては思うところもありますが、まずは心配くださり見守ってくださった皆様、ありがとうございました。今後ともしっかり対応して参りたいと思います」と結んでいた。

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