「ファンクス目指してガンバッテ」ドリーもエールの斉藤ツインズがデビュー…金曜8時のプロレスコラム

デビューした斉藤ジュン(左)とレイの双子タッグ
デビューした斉藤ジュン(左)とレイの双子タッグ

 元大相撲出羽海部屋の大型双子力士、斉藤ジュンとレイ(ともに34)が9日の全日本プロレス「ダイナマイトシリーズ」開幕戦(東京・後楽園ホール)でデビューした。兄のジュン(元幕下・藤の海)は193センチ、119キロ、弟のレイ(元三段目・藤の花)で192センチ、119キロという堂々のヘビー級ルーキーだ。宮城・角田市生まれで、高校・大学時代は父の母国・米国で過ごしたハンサムツインズ。

 5月16日に大田区総合体育館大会でデビューする予定だったが、緊急事態宣言で延期になり、この日のデビューとなった。元三冠ヘビー級王者の大森隆男(51)、本田竜輝(21)組を相手に兄弟タッグでデビュー戦を行い、豪快なタックルからボディスラム、ヘッドバット、突っ張りチョップと体格を生かした突貫ファイトを披露。2人がかりでのチョークスラムは大森にこらえられて失敗。ジュンが場外に落とされると、レイが大森につかまり、バックドロップはカウント2で返したものの、11分6秒、逆エビ固めで無念のギブアップ。

 2人並んで四方に頭を下げ、大きな拍手を浴びた。バックステージでは、「8年間相撲やってたんで緊張しなかった」、「プロレスは楽しかったです」、「全日本らしいスケールの大きいレスラーになりたいです」、「昔の外国人レスラーみたいに体を大きくして、いろいろやりたい」とポジティブなコメントが続いた。

 全日本プロレスのチャンピオンベルトを管理するPWFのドリー・ファンク・ジュニア会長は、「開幕戦ではジャイアントな斉藤ブラザーズもデビューします。我々、ファンクス目指してガンバッテクダサイ」とのメッセージを寄せた。兄弟タッグと言えば、テリーとドリーのザ・ファンクスだ。1977年の世界オープンタッグ、79年、82年の世界最強タッグを制覇した名コンビだ。

 26日に大田区総合体育館で開催される「2021 Champions Night ~三冠統一の地から 50周年への飛翔~」では、5大タイトルマッチの前座として、芦野祥太郎、本田組とタッグマッチが組まれた。団体としても兄弟タッグで売り出していく方針のようだ。全日本プロレスの兄弟タッグはファンクスのほかにもマスカラス・ブラザーズ、マレンコ兄弟らが歴史を彩ってきた。いずれの兄弟もテクニシャンのイメージが強いが、斉藤兄弟は粗削りなパワーファイター。ファンクスを圧倒して最強と言われたスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディのような和製ミラクルパワーコンビとして大成してほしい。(酒井 隆之)

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