堀内恒夫氏、ロッテ佐々木朗希は打ち取り、三振も取ったが“意思”を感じさせる球ではなかった 

佐々木朗希
佐々木朗希

◆日本生命セ・パ交流戦 ロッテ2―1ヤクルト(10日・ZOZOマリン)

 ロッテの佐々木朗希がプロ3度目の先発でプロ入り最長の6回4安打1失点と好投。自身に勝敗こそ付かなかったが、チームをヤクルト戦の勝ち越しに導いた。スポーツ報知評論家の堀内恒夫氏が佐々木朗のピッチングを分析した。

 * * *

 「偶然の凡打」と言えるかもしれない。佐々木朗は球が捕手が構えた所とは逆にいっても打ち取れ、三振も取れた。しかし、その球は「ここへ投げて、ここへ打たせる」という“意思”を感じさせる球ではなかった。過去2試合に比べスライダーの割合が増え、制球もそこそこできていた。スコアラーが集めただろう「基本的には速い球とフォークの組み立て」というデータと違い、打者が面食らったこともあるだろう。

 前にも指摘したが、ストレートがシュート回転する。村上に打たれた球がそれだ。軸が前に行って、手が遅れて来るから、ボールを“切れない”のだ。課題のクイックは、足を早く着地しようとするなど、工夫の跡がみられた。しかし、セットで止まっていないと感じさせることが何度かあった。ボークを取られかねない。今後のテーマだ。

 しかし、そんな“各論”以上に、思うことがある。佐々木朗が目指しているものは何なのだろう。「試合を作れる投手」なのだろうか。それとも「160キロの速球を投げられる投手」なのだろうか。前者だったらこの日の投球は合格点だが、後者を目指しているのなら少し寂しい。(スポーツ報知評論家)

試合詳細

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請