なでしこジャパンがウクライナに8発快勝 高倉麻子監督「選考という意味では頭が痛い」

手を叩いて選手を鼓舞する、なでしこジャパン・高倉麻子監督
手を叩いて選手を鼓舞する、なでしこジャパン・高倉麻子監督

◆国際親善試合 日本8―0ウクライナ(10日・Eスタ)

 サッカー日本代表「なでしこジャパン」は8―0でウクライナを下した。なでしこデビューを果たしたMF塩越柚歩が先制点を含め2得点1アシスト。エースFW岩渕真奈も抜群の存在感で2得点を挙げた。1年3か月ぶりに代表活動へ参加した主将のDF熊谷紗希もフル出場し、完封勝利に貢献した。

 熊谷、そしてともにセンターバックを組んだDF宝田沙織も口にしたように、序盤はスタートからフルスロットルで挑んできた相手の勢いに、ややのまれた。「体の大きさ、間合いの違いで、少し自分たちのエンジンのかかり具合も遅かった」と指揮官も言及。だが、ピッチ内の選手が声をかけながら徐々に流れを引き寄せ、塩越の先制点を口火に前半だけで4得点を挙げた。後半も交代選手が猛アピールしようと果敢にゴール前へ。「ゲーム全体として攻守にわたってコントロールできたところは非常に収穫」と軌道修正した選手たちの対応力にうなずき、得点だけでなく前線からの守備にも手応えを示した。

 4月のパラグアイ戦、パナマ戦に続き大勝を収めた。「ランキング的に上位と戦いたいというのはある」と本音も語ったが、「このような状況のなかで試合ができるだけでも本当にありがたい」。それでも本戦を見据えると、細かく突き詰め、改善すべき点は多くある。より厳しい相手に勝っていくためにも「矢印はすべて自分たちに向けて、プレーの質というところにこだわって、どんなことがあっても、状況であっても自分たちのサッカーのレベルアップのために1分1秒大事にサッカーをしていく」と力を込めた。

 東京五輪に出場する18人を選ぶ最終段階。この日の試合でも「新たな発見というか、思ったよりできたなという選手も、思ったよりも元気なかったなという選手もいた」と鋭い視線でチェックしている。「みんなが良いチャレンジしていると感じている。選考という意味では頭が痛いなという感じ」と多くの選手の奮闘にまだまだ頭を悩ませている様子だ。メンバー発表前のラストマッチとなる13日のメキシコ戦(栃木)で、すべてが決まる。

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