日テレ・石川みなみアナ、2年目ホープの信念は「感謝とリスペクトを忘れない」視聴者メールに涙

スポーツ報知
インタビューに応え笑顔を見せる石川みなみアナウンサー(カメラ・山崎 賢人)

 日本テレビ・石川みなみアナウンサー(24)は、入社2年目を迎えた。入社早々、コロナ禍に見舞われたが、昨秋から「ZIP!」(月~金曜・前5時50分)のエンタメ系の「SHOWBIZ」コーナーのキャスターを務め、今春からは情報バラエティー「ゼロイチ」(土曜・前10時半)を担当している。アナウンサーを目指したきっかけ、心に響いたメールや先輩の言葉などを語った。(高柳 義人)

  優しい笑顔と落ち着いた声で、癒やしを与えている石川アナには、大事にしている“メール”がある。昨年12月に、生後3か月の女児を持つ30代の母親から「ZIP!」の番組に届いたものだ。子供がダウン症で衝撃を受け苦しい時もあったが、テレビで目にした石川アナの姿に救われたという。女児の名前は“みなみ”。朝5時のミルクの時間では「同じ名前のお姉ちゃんが出ているよ」と話しかけるようになり、娘との会話が生まれ楽しくなった…などと感謝がつづられていた。

 メールを見た瞬間、石川アナは涙した。「こんなにハートフルなメッセージをもらえるなんて…。デビューして2か月、右も左も分からなくて、毎日反省ばかりの時に、こんなポジティブに見てくださっている人がいて感動しました」。メールはスクリーンショットしてスマホの中に保存し、落ち込んだときには見返している。「影響を与える立場だと自覚した瞬間でした。逆に私の表情や声のトーン一つで思いがけずに嫌な気持ちを与えることもあると心しています」

 アナウンサーを志したきっかけは箱根駅伝だった。5歳から13年間、陸上競技をしていたこともあり、正月はテレビの前で箱根駅伝を見て声援を送るのが恒例だった。小学6年だった09年、9区で疾走する早大・朝日嗣也選手を紹介する実況の声が心に刺さった。「最初で最後の箱根駅伝を走ってます!」。蛯原哲アナの声だった。朝日選手は1年浪人し一般受験で入学したが3年まではエントリーメンバー漏れ。それでも努力を続け、最終学年で夢をかなえた―。言葉が心に響いた。「私も駅伝では補欠ばかり。でもここまで頑張る人もいるんだって、勇気をもらいました。ワセダが格好いいと思って、その瞬間からワセダを目指し始めました」。導かれるように早大に進学。就職を考えた時に「箱根(駅伝)に関わりたいという一心でした。選手の見えない努力を伝えるのは格好いいなと思いました」と日本テレビの門をたたいた。

 今年の箱根駅伝では神奈川大を担当。中継では2号車のサブとして、佐藤義朗アナをサポートした。膨大な資料を用意し、瞬時に言葉を紡ぎ出す姿に感動した。「どの実況アナウンサーも選手の事が大好きで、だから出てくる言葉がすごいと思いました。実況をしたいと言っていたけれど、どれだけ大変なのかが分かりました。何十年やっても無理かもしれない。でも最終目標というか携わりたいです」

 入社した昨年4月は緊急事態宣言の真っ最中。研修は自宅からのリモートとなり、6月にアナウンス部に仮配属になってからも、出社は週1、2回。「不安ばかりだったので量で補うしかないと思って…」。週3回、自宅近所のカラオケボックスで、教わったことを復習、最後は西野カナの曲を熱唱した。「新人としてどのくらいの位置にいるか分からなかったので、これだけやったという心の支えが欲しかったんです」

 2年目となり、土曜昼の3時間生放送「ゼロイチ」の担当にもなった。緊張して何もできないと悩む石川アナは、水卜麻美アナの言葉に心が軽くなった。「スタジオで楽しんでいれば、それが一番視聴者に伝わる。生放送は何が起こるか分からないから…。目の前の人の会話を楽しめばいいんだよ」

 成長も感じている。「1年目は『今日はかまなかった』とか最低限の役割を果たすことに意識がいっていたけれど、番組全体を見るようになりました」。視野が広がり、自分に向いていたベクトルが外に開かれている。「桝(太一)さん、水卜さんのもとで学ばせてもらって。風間(俊介)さんのスタジオにいる方へのリスペクトや、(「ゼロイチ」MCの)指原(莉乃)さんの対応力も勉強させてもらっています」

 先輩アナや共演タレントの振る舞いから学ぶ日々の中、アナウンサーとしての信念ができた。「いろんな方々への感謝とリスペクトだけは常に忘れないアナウンサーでいたい。この2つを忘れなければ、人を傷つけるような言葉は出ないと思うんです」。細い体に秘めた揺るぎない思い。いつでも笑顔で前向きに歩んでいく。

 ◆石川 みなみ(いしかわ・みなみ)

 ▼生まれと経歴 1996年8月4日、広島市生まれ。広島皆実高から早大教育学部心理学専攻を卒業し2020年、日本レビに入社。身長164センチ、血液型B。家族は両親と姉。

 ▼担当番組 「ZIP!」(月~金曜・前5時50分)のエンタメ系の「SHOWBIZ」コーナーのキャスター(月~水曜)。情報バラエティー「ゼロイチ」(土曜・前10時半)。

 ▼地元・広島ラブ コロナ禍のため、大学卒業直前の3月に帰郷して以来、帰れず。「地元が好きで心の支えなので、『ZIP!』のお天気カメラで広島の景色が映ったのを見てCM中に号泣しました。帰りたすぎて…」。母親とリモートクッキングも「実家の味が恋しくて、レシピを教わっています」。

 ▼飲みニケーションならぬ筋ニケーション!? 「ZIP!」総合司会の水卜麻美アナ、同じ月~水曜担当の佐藤義朗、山崎誠、大町怜央の各アナとLINEで毎週リモート筋トレを開催。「水卜さんが声をかけてくださって、なかやまきんに君さんのYouTubeを見て、みんなでただただ筋トレしています。結構シュールですけど、(コロナ禍で)先輩方と1度も外でご飯に行けていないので、誘ってもらってうれしいです」

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