【大学選手権】上武大・ブライト健太、4強導く2号 春レギュラー奪取の原石が一躍大学NO1野手候補に

4回、左翼へ特大のソロ本塁打を放つ上武大のブライト健太
4回、左翼へ特大のソロ本塁打を放つ上武大のブライト健太
1回、生還してベンチのナインに迎えられるブライト健太
1回、生還してベンチのナインに迎えられるブライト健太

◆報知新聞社後援 第70回全日本大学野球選手権記念大会第4日 ▽準々決勝 上武大11―3東農大北海道(10日・神宮)

 4強が出そろった。上武大(関甲新学生)は、ガーナ人の父を持つプロ注目の3番・ブライト健太中堅手(4年)が特大2号を含む2安打2打点。今大会の大活躍で、大学生野手NO1クラスにまで評価を急上昇させた。慶大(東京六大学)は、関学大(関西学生)の151キロ左腕・黒原拓未(4年)をしぶとく攻略し、3年ぶり4強。福岡大(九州六大学)は31度目で初、福井工大(北陸大学)は27年ぶりの4強入りを決めた。11日の休養日を挟み、12日に準決勝2試合が行われる。

 ぐんぐんと伸びていく打球を、ブライトは満足げに見届けた。3点リードの4回2死。2ボールからの直球を狙い打ち。打球は左翼席上段に飛び込む特大2号ソロとなった。「ホームランを狙っていたので、打った瞬間に分かりました」。自画自賛する豪快な一発で流れを一気に引き寄せ、チームは7回コールド勝ち。17年以来の4強入りに導いた。

 さまざまな顔を持つ。今大会は初戦から4、1、3番と打順が変わっているが、初戦は決勝ソロ、2回戦は3安打。そして、この日は2安打2打点。主砲として、リードオフマンとして活躍を見せている。相手の先発予想に応じてオーダーを組み替えたという谷口英規監督(51)も「打順を変化させても自分の力を発揮できる選手」。対応力の高さに全幅の信頼を寄せている。

 シンデレラボーイだ。高校は都立の無名校・葛飾野出身で、大学でも今春にレギュラーを獲得したばかり。今大会が始まるまでは、プロ側の評価は身体能力が高い素材型の外野手―というのが一般的だった。それが、自身初の全国の舞台で連日の大活躍だ。あるスカウトからは「この大会で、大学生のバッターではトップクラスになったんじゃないか」との声も聞かれた。

 パンチ力を秘めた打撃に、50メートル5秒8の俊足。しなやかな走り姿は、アスリートとしての能力の高さを物語っている。「目立ちやすいことは得だと思う。運動神経も父のおかげ」。走攻守すべての面で急成長を遂げている男が、自らの評価だけでなく、チームも頂点に押し上げる。(水上 智恵)

 ◆ブライト 健太(けんた)1999年5月7日、東京・葛飾区生まれ。22歳。小6から野球を始め、葛飾野高では3年春の都大会2回戦が最高成績ながら通算38本塁打。上武大では2年秋にリーグ戦初出場。今春は打率3割8分、3本塁打、12打点で最高殊勲選手賞を受賞。184センチ、84キロ。右投右打。

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