【西武】内海哲也が今季1勝 「3年かかってしまったけど」やっと本拠地初白星

粘投する西武先発の内海哲也
粘投する西武先発の内海哲也
内海哲也の年度別投手成績
内海哲也の年度別投手成績

◆日本生命セ・パ交流戦 西武5―3DeNA(10日・メットライフドーム)

 西武の内海がDeNA戦に臨み、5回6安打3失点で今季初勝利。本拠地・メットライフ初白星を飾った。交流戦通算23勝目で5位タイとなった。前回3日の古巣・巨人戦(東京D)では2回3失点で降板。中6日でリベンジの場に臨み、持ち前の粘りの投球でチームに白星をもたらした。

 満面の笑みで捕手・柘植に向かって力強く左拳を突き上げた。今季2度目の先発で内海が5回6安打3失点で今季初勝利をマーク。20年9月2日のロッテ戦(ZOZO)以来281日ぶりの白星は本拠初のおまけつき。「3年もかかってしまったけど、よかった」と喜びをかみしめた。

 初回は球が散らばり、先制点を献上。それでも、この日最速の141キロ直球とチェンジアップやスライダーを低めに集め、緩急ある投球で修正した。4―1の4回に2ランを被弾。5回に初めて四球で先頭を出塁させ、一発が出れば逆転のピンチを招いたが、ソトをフェンスぎりぎりの左飛に打ち取り、派手なガッツポーズ。意地の86球で勝利をたぐり寄せた。

 誰よりも喜んだのは家族だろう。長男が期末テスト間近で球場には来られなかったが、応援を力に変えた。移籍1年目は相次ぐケガで登板ゼロ。昨季は移籍後初勝利を挙げるも、今季の春季キャンプはB班(2軍)スタート。2軍で好投を続けながらも、声がかからない日々を支えてくれたのは妻・聡子さんだった。「嫁さんは野球のことには触れずに、待っててくれた。『1軍どうなの?』って言うと僕にプレッシャーがかかると思ったんでしょうね。僕は結果に一喜一憂しがちだけど、変わらず支えてくれたから僕も楽でいられた」

 2年連続最多勝を獲得し、巨人のエースへと駆け上がったが、16年目にFA宣言した炭谷の人的補償として突然の移籍。山あり谷ありのプロ野球人生に寄り添い続ける最高のパートナーに、感謝の白星を届けた。「今までやってきたことは間違ってなかったと思えた。あしたからの活力にしていきたい」。今季初登板となった3日の古巣・巨人戦(東京D)では2回3失点。中6日でリベンジの場をもらった18年目左腕が、白星で回答。野球史はまだまだ続いていく。

(森下 知玲)

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