【巨人】坂本勇人が11日ロッテ戦スタメンへ…吉川尚輝骨折、今季初4連敗、虎に6差のチーム救ってくれ

坂本勇人
坂本勇人
6回2死満塁、うつむく原辰徳監督
6回2死満塁、うつむく原辰徳監督
1回、死球を受け途中交代となった吉川尚輝
1回、死球を受け途中交代となった吉川尚輝
左手中指末節骨
左手中指末節骨

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス6―0巨人(10日・京セラドーム大阪)

 原巨人がまたも悪夢に見舞われた。初回に交流戦全試合で3番に座っていた吉川尚輝が左手付近に死球を受けて途中交代。検査の結果「左手中指末節骨骨折」、「左手中指爪根脱臼」と診断された。攻撃の軸を失い、オリックスに今季4度目の完封負け、同じく初の4連敗(引き分けを挟む)で交流戦の勝率1位が消えた。11日から大黒柱・坂本勇人が昇格。スタメンが有力でチームを立て直す。

 本塁が遠かった。6点を追う6回2死満塁。スモークの三遊間へのゴロも、宗に軽快にさばかれた。この日最大の好機をものにできず、今季4度目の完封負け。原監督は「2死からのチャンスが多かったけど、なかなか(あと)一本が出なかったね」と首をかしげる。今季初の4連敗で首位・阪神とのゲーム差は今季最大の6まで広がり、この日の結果で今季の交流戦の勝率1位の可能性も消滅した。

 試合開始直後から、暗雲が垂れこめた。初回2死、吉川が左手に死球を受けた。バットと球の間に指が挟まる形となり、苦痛に顔をゆがめた背番号29。治療のためベンチへ下がると、そのまま試合を退いて代走・北村が送られた。

 今、攻守において最も頼れると言っても過言ではない男を欠いた状態での一戦となっては、苦戦はまぬがれない。吉川は交流戦での打率は3割7分3厘と絶好調。この日を含めて17試合連続で3番に座るなど、打線の「核」を担っていた。故障での交代はチーム内にも動揺は走るが、それがキーマンとなってはなおさらだ。高橋には粘ってほしかったが、立ち上がりの3失点が一層重くのしかかった。

 吉川は試合中に大阪市内の病院へ向かい「左手中指末節骨骨折及び左手中指爪根脱臼」と診断された。11日のロッテ戦(ZOZO)から、右手親指骨折のため離脱していた主将・坂本も1軍に復帰するタイミングで、また離脱者が出たことは、不運以外の何ものでもない。原監督も「全力の中でやっていることだから。残念ではあるけど、受け止めないとね。(勇人も戻ってくる)明日から、と思ってたんだけどね」と顔をしかめる。それでも指揮官は前を向いた。「しかし『道険笑歩』だよ。道は険しくとも、笑って歩く、進むと」。コロナ禍でのリーグ連覇を達成した昨季のチームの“合言葉”を披露しつつ、身を切りながらも前進する姿勢を強調した。

 今こそ「1TEAM」となって底力を見せる時だ。11日から待望の復帰となる大黒柱・坂本を中心に、リスタートを切る。原監督も「3番打者(の吉川)がこういう形になったので。(坂本を)どこに置くのがベストかね」と思案している。つまり、復帰即スタメンで考えている証しだ。開幕直後に4選手が新型コロナ陽性判定を受けて離脱して以降、ベストメンバーで戦えたのは数えるほどだが、その日に出ている選手が巨人の代表であり、ベストメンバー。その誇りを全員で共有して進む。

(西村 茂展)

試合詳細
坂本勇人
6回2死満塁、うつむく原辰徳監督
1回、死球を受け途中交代となった吉川尚輝
左手中指末節骨
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