なでしこ 23歳・塩越柚歩がデビュー戦で2発「結果残せて良かった」五輪18人枠へ強烈アピール

塩越柚歩(中・19番)はゴールを決め、中島依美(左・7)とハイタッチを交わす
塩越柚歩(中・19番)はゴールを決め、中島依美(左・7)とハイタッチを交わす
なでしこ塩越のゴール図
なでしこ塩越のゴール図
先制ゴールを決め、両手を上げて喜ぶ塩越柚歩(中・19)
先制ゴールを決め、両手を上げて喜ぶ塩越柚歩(中・19)
なでしこジャパンメンバー寸評
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なでしこジャパンの日程
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◆国際親善試合 日本8―0ウクライナ(10日・Eスタ)

 FIFAランク11位のなでしこジャパンは同31位のウクライナと対戦し、MF塩越柚歩(23)=三菱重工浦和=が代表デビュー弾を含む2得点を決めるなど、8―0の大勝を収めた。初出場初得点は17人目で、3ゴールに絡む活躍を見せた塩越は、東京五輪代表メンバー入りへ猛アピールした。代表メンバー18人は13日のメキシコ戦を経て、今月中旬に発表される。

 勝負の一戦だった。五輪代表発表までラスト2試合となったウクライナ戦。塩越はデビューからわずか5分で1号を決めるなど、2得点1アシストを記録した。澤穂希さん(4得点)らと並ぶ史上5人目のデビュー戦での複数得点。「チャレンジャーとして失うものは何もないと、思い切って臨んだ。結果を残せて良かった」と振り返った。

 前半5分、左クロスを菅沢がスルーすると、ペナルティーエリア中央へ走り込んだ塩越が右足でゴールに突き刺して先制。同41分には、岩渕のシュートのこぼれ球を右足で押し込んだ。さらに後半13分にも岩渕の得点を演出。力強いシュートやボール保持、広い視野を生かしたプレーが持ち味の塩越について、高倉麻子監督(53)は「貪欲にシュートを狙ってほしいと伝えた。よく攻撃に絡んで、得点という結果を出してくれた」と評価した。

 覚悟が違った。昨年10月の合宿で代表初招集。国際親善試合2試合目となった4月のパナマ戦では、試合前のウォーミングアップ中に覚えた足の違和感により、デビューが見送られた。実戦でのアピールがないままで「五輪は18人の狭き門。置かれている立場も分かっていた」。巡ってきた先発での初出場に「試されているんだと。今回こそ結果を残して帰ろうと思っていた」と強い気持ちで臨んだ。

 なでしこが初優勝した11年W杯。当時、三菱重工浦和の下部組織に入ったばかりだった13歳の塩越は、10番を背負って世界で戦う澤さんの姿に感激したという。「なでしこジャパンでプレーすることは一番大きな夢だった」。澤さんと同じデビュー弾で名を刻み「しっかり絡めたことは自信になったし、さらに五輪への思いは強くなった」。次の夢をかなえるため、代表発表前最後のメキシコ戦でもアピールし、“シンデレラストーリー”を駆け上がる。(小又 風花)

 ◆塩越 柚歩(しおこし・ゆずほ)1997年11月1日、埼玉県生まれ。23歳。川越ジュニアSCを経て、中学1年で三菱重工浦和の下部組織に入団。18歳でトップチーム昇格。昨季、なでしこリーグ優勝に貢献し、ベストイレブンに初選出。年代別代表では、高倉麻子(現日本代表)監督率いるチームで16年U―20W杯パプアニューギニア大会にも招集された。A代表初招集は昨年10月の候補合宿。国際Aマッチ出場1試合2得点。166センチ、54キロ。

塩越柚歩(中・19番)はゴールを決め、中島依美(左・7)とハイタッチを交わす
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