白石聖、「胸が鳴るのは君のせい」で清純派ヒロインを好演 「まさか私が」王道ラブストーリー 

声優の夢もあきらめてはいないという白石聖
声優の夢もあきらめてはいないという白石聖

 女優の白石聖(22)が、ジャニーズJr.6人組「美 少年」の浮所飛貴(うきしょ・ひだか、19)が主演の映画「胸が鳴るのは君のせい」(公開中、高橋洋人監督)で、ヒロイン・篠原つかさを演じている。2019年からテレビドラマでの怪演が注目される中、今作では清純派ヒロインを好演。同世代にライバルは多いが「活躍を見ると、やっぱり刺激になる」と闘志を燃やした。

 今作は、浮所演じる主人公にヒロインがひたすら恋をする。19年にも、14人の王子から告白されるヒロインとして恋愛映画「PRINCE OF LEGEND」に出演したが、コメディー寄りの作品だった。今作は打って変わって、王道の純情ラブストーリーだ。

 「まさか私がヒロイン役をさせてもらえるとは。学生の青春ものに出られるのはうれしいです。年齢のことを考えると、いつまでもやらせてもらえる役ではないので」

 紺野りさ氏の同名恋愛コミックが原作。マイペースな有馬隼人(浮所)に恋した篠原つかさ(白石)が、告白を一度は断られるも、有馬一筋に思い続けることを決意する。

 白石は高校時代、原作漫画を読んでいた。「私も読者として、つかさを応援していました。演じる側に立った時は、胸キュンをどうやって届けるかがミソだと思いました。つかさ目線で物語が進行するので、みんなに応援してもらえるキャラクター像を意識しました。特に片思いの“切なさ”は大切にしました」

 白石にとっての転機は、19年のフジテレビ系連続ドラマ「絶対正義」だったという。主演・山口紗弥加(41)の高校生時代を演じた。正しすぎる“正義”を振りかざし、友人たちを追い込む主人公の少女時代を、振り切った役作りで怪演。同年、日本のテレビドラマで活躍した人に贈られる「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」の新人賞を受賞した。

 「『絶対正義』の前までは、恋愛物語に携わることが多かったけど、振り切った役をいただいた。初めて賞を受賞したこともあり、怪演と言っていただくのはうれしい。役作りのやり方というのが分かった作品。役の幅が広がりました」。20年には日本テレビ系ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」でサイコパスな役を演じ、さらに注目を集めた。

 振り切った役を演じたからこそ、今回、王道ヒロイン役を務めた喜びはひとしお。「今作が2回目の恋愛映画ですが、前作は少し異色だったこともあり、またこの王道恋愛映画に戻ってこられた喜びはありました。皆さんに役者としての幅を見せられるのではないかと思います」

 16年、高2の夏休みに東京・原宿の竹下通りでスカウトされたのを機に芸能界入り。今年で女優デビューから5年になる。「もともと高校時代は目立つ方ではなく、いわゆるスクールカーストの中でも最下層。クラスの3軍くらいだったかな。漫画『銀魂』が大好きで、アニメ化した時に感動して、声優になりたいと思ってました。今でもアニメに出演したいと思ってます」

 「銀魂」は実写映画化もされ、同世代の女優・橋本環奈(22)が出演。同じく同世代の広瀬すず(22)は映画「いのちの停車場」で女優・吉永小百合(76)と共演した。強力なライバルがいるが「活躍を見てると、すごく刺激になります」。闘志を燃やす一方で夢もある。

 「実は、あまり同世代の役者さんと芝居をしたことがないので、やっぱりいつかは共演したいです。リアルな家族ものとか姉妹役で一緒にやりたいです。そう思うと夢は広がるし、私も頑張らないと、って思います」 (増田寛)

 <白石聖>(しらいし・せい)1998年8月10日、神奈川県生まれ。22歳。2016年6月、テレビ朝日系「AKBラブナイト 恋工場」で女優デビュー。17年「きょうのキラ君」で映画初出演。20年、フジテレビ系「恐怖新聞」で連続ドラマ初主演を務めた。21年、TBS系連続ドラマ「ガールガンレディ」(火曜・深夜1時28分)に主演で出演。身長158センチ、血液型A。

◆胸が鳴るのは君のせい 何を考えてるか、いまいち分からないマイペースな有馬隼人(浮所)と、明るくしっかり者で何事にも一生懸命な篠原つかさ(白石)。つかさは友達に背中を押され有馬に告白するが、「いい友達だと思ってる」と振られる。つかさは告白したことを後悔しながら、有馬を一途(いちず)に思い続けると決意する。上映時間104分。

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