アユ本番!平均14~16㌢釣果3ケタも…和歌山・有田川

大小の石が点在する榎瀬橋周辺は人気のポイント
大小の石が点在する榎瀬橋周辺は人気のポイント
木上淳さんが釣った元気に跳ね回る若アユ
木上淳さんが釣った元気に跳ね回る若アユ

 和歌山・有田川は高野山を源として紀伊水道に注ぐ、全長94キロの有名河川だ。天然そ上アユの多さは関西屈指。様々なポイントがあり、シーズンになるとたくさんの釣り人が足を運ぶ。2日、取材に訪れた。

 今年は3月初旬に天然アユが上っていることが確認された。平均のサイズは8センチ前後。毎日のように魚道を調整する有田川漁協の尽力によって、例年より多かった昨年を上回る成果があった。日増しに魚影は濃くなり、3月末には一部の天然魚はすでに岩倉地区を越えて、さらに上流へと上がっていった。また、豊富な天然そ上に加えて、稚魚放流も積極的に行われた。4月上旬から海産と人工産を二川ダム上流に2750キロ、同下流に1750キロが放たれた。

 5月1日の早期解禁当初こそ雨に泣かされたが、その後はダム上全域と、ダム下では二川~粟生地区を中心に好釣果が挙がっていた。多い人は50尾以上で、3ケタを釣り上げた猛者も。平均サイズは14~16センチと昨年同時期より型が良く、18センチほども交じり、順調なスタートを切った。

 この日、友釣り区間最上流部の梁瀬橋周辺で竿を構えていた津幡健二さんは、2時間で2尾の釣果。「毎年この時期にはいったん釣れなくなるんよ。本格的なシーズンに向けて肩慣らしに来た」と自然を満喫しながらのんびりと釣りを楽しんでいた。ここ数日間は不安定な空模様から解放され、ダム上での水位は平水、濁りなし。ただ、日照不足や水温の低下で、雨で飛ばされた石アカは回復するまでには至ってなかった。

 ダム下も平水に近く、一部を除くとほぼ濁りはなかった。榎瀬橋上流で竿を出していた木上淳さんは5時間で16センチ前後を7尾釣り上げ、「瀬の流心を釣り歩いた。型も良くて、初めて来たポイントにしてはよく釣れました」と笑顔。同行した淳さんの父・護さんは10尾の釣果を挙げていた。他の釣り人たちも竿を曲げてはいたが、それでも5月前半の釣果に比べると見劣りしていた。

 同漁協理事の久保田武司さんによると、5月20日の一般解禁前日から断続的に降った豪雨による大増水でアユが鳴りを潜めたと見られ、「突然の大きな環境の変化に落ち着きをなくしたのかな。急変する水量や水温への対応や、餌を食べるのに精いっぱいで、多くのアユは縄張りを持てる状態にはなっていないのでは」と分析。そのうえで、「そ上も良好で、魚の数は多い。天候が安定すれば必ず姿を見せるよ」と太鼓判を押した。晴天が続いて水温が上がり、餌となるアカが付けば、成長したアユの活発な追いが期待できそうだ。

 今後は、冷水病対策として今月下旬に追加放流を予定している。

(大塚 真哉)

◇問い合わせ 「有田川漁協」(TEL0737・52・4863)へ。テレホンサービス(TEL0737・52・7882)、ホームページあり。

 ◇遊漁料 年券1万1000円(要写真)、日券3300円(いずれも肢体不自由者は半額、18歳未満は無料)。期間は12月31日まで。

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