山県亮太、五輪で心の強さ見せる! 9秒台で決勝 リレー金メダリストの一員にもなりたい

山県亮太
山県亮太

 陸上男子100メートル日本記録保持者の山県亮太(29)=セイコー=が9日、オンラインで報道各社の取材に応じ、東京五輪へ思いを新たにした。初出場の12年ロンドン大会は10秒07、16年リオ大会でも10秒05で自己記録を更新。重圧がかかる大舞台で、力を出し切る心の強さを示した。3度目の五輪へ「準決勝で自己ベストを更新し、今度こそ9秒台を出して決勝進出を達成したいと思う。(400メートル)リレーはリオ(銀)以上の結果を出す一員になりたい」と誓った。

 日本勢4人目の9秒台となる9秒95(追い風2・0メートル)を出した布勢スプリント(6日、鳥取)の決勝。日本陸連科学委員会による速報値が公表され、55メートル地点で出現した最高速度は秒速11・62メートル、時速換算で約42キロだった。9秒台突入の目安とされる秒速11・6メートルを超え、世界と戦えるスピードがデータから裏付けられた。「ウェートトレーニングや筋肉の連動性など、いろいろな取り組みが数字に表れたと思う。これまでは出すことができなかった数字が出せたのは、自信にしていい。世界の決勝の舞台へ、自信を持ってレースに臨みたい」と受け止めている。

 24日開幕の日本選手権(大阪)で3位以内なら100メートルの五輪代表に内定する。「(父からも)『五輪決まるまで浮かれるなよ』みたいなことを言われた。改善点としてはスタートから中盤の加速に乗るまでの前半部分。精度を上げたい」。短距離の歴史を進めてもなお、最速への追求に終わりはない。(細野 友司)

 ◆山県の五輪2大会

 ▼12年ロンドン 慶大2年で初出場。100メートルは予選6組で日本勢の五輪過去最高タイムとなる自己ベスト10秒07を出し、準決勝進出。準決勝は10秒10の3組6着で敗退。400メートルリレーでは第1走者を務め、決勝は38秒35で4位入賞。

 ▼16年リオ セイコー入社2年目で出場。100メートル予選は10秒20の8組2着で通過。準決勝は日本勢五輪最高を更新する自己ベスト10秒05をマークしたが、2組5着で敗退。400メートルリレーは第1走者を担い、決勝は37秒60のアジア新記録(当時)で銀メダル。

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