山県亮太、“9秒台の重み”を実感「長かったですね」 東京五輪準決勝で9秒台再現へ

山県亮太
山県亮太

 陸上男子100メートル日本記録保持者の山県亮太(セイコー)が9日、オンラインで報道各社の取材に応じた。

 今月6日の布勢スプリント(鳥取)で、9秒95(追い風2・0メートル)の日本新記録を樹立。日本勢4人目の9秒台スプリンターの仲間入りを果たした。「長かったですね。僕自身、9秒台を意識しはじめたのは、中学生の頃。(自己ベストが)11・4秒の頃から意識して、残りの競技人生で1・5秒を縮めてやる、と思ったのが懐かしい。やっと出たな、という思いが強い」と感慨を込めた。

 日本勢は、伊東浩司氏が1998年に10秒00をマークして以降、“10秒の壁”と向き合い続けてきた。2017年9月9日に、当時東洋大4年だった桐生祥秀(日本生命)が9秒98で日本勢初の9秒台スプリンターに。その後、19年にサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が9秒97、小池祐貴(住友電工)が9秒98を出すなど、壁を破る選手が続いた流れがある。山県は「桐生君が9秒台を出すまでの20年間は、色々な選手がこれまで取り組んできた理論であったりとか、そういったものが蓄積された時間だったと思う」と、先輩アスリートの苦闘にも思いをはせた。

 最大3枠の五輪代表切符は、日本選手権(24日、大阪)で決まる。山県は3位以内で3大会連続の五輪代表に内定する。初出場の12年ロンドン五輪では10秒07、16年リオ五輪でも10秒05をマーク。ともに、五輪の大舞台で自己記録を更新した実績がある。「出場できれば3大会目になるので、準決勝で自己ベストを更新して、今度こそ9秒台を出して決勝に残ることを達成したい。(400メートル)リレーは、リオ五輪(銀メダル)以上の結果を出す一員になれるように頑張りたい」と目標を掲げた。

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