【大学選手権】関学大57年ぶり勝った!黒原7回1失点!巨人スカウト絶賛

スポーツ報知
2回2死、松山大の田中から空振りを奪う関学大の今秋ドラフト候補左腕、黒原拓未(カメラ・泉 貫太)

◆報知新聞社後援 第70回全日本大学野球選手権記念大会第2日 ▽1回戦 関学大6―1松山大(8日・神宮)

 関学大(関西学生)が松山大(四国地区大学)を下し、史上2番目のブランクとなる57年ぶりの勝利を挙げた。今秋ドラフト上位候補の黒原拓未(4年)が7回1失点と好投。国立で唯一出場の和歌山大(近畿学生)は今大会初のタイブレークとなった延長10回1死一、二塁での重盗を機に逆転サヨナラ勝ち。“ノーサイン野球”で4年前に続いて初戦を突破した。天理大(阪神大学)と佛教大(京滋大学)は8強入りを逃した。

 聖地・神宮に校歌「空の翼」が響き渡った。前回の東京五輪が行われた1964年以来、57年ぶりの白星に、関学大・本荘雅章監督(50)は「OB含めて長年の夢でしたので、1つ役割は果たせた」と自身が4年時の93年に果たせなかった全国1勝をかみしめた。

 2017年の立大59年ぶりに次ぐブランク勝利に導いたのは黒原だった。ソフトバンクのスピードガンで自己最速まで1キロに迫る150キロを計測。「絶好調ではなかったけど、全国の舞台で恥ずかしい投球はできない」と7回を5安打1失点にまとめた。巨人の榑松(くれまつ)アマスカウト統括は「球の強さが一番の魅力。ドラフト上位候補に入ってくる」、阪神の嶌村球団本部長も「直球の威力がある。いい投手の何人かの1人には入る」と、ともに高評価した。

 プロ野球を志したのは小学校低学年で見た「関口宏の東京フレンドパーク」がきっかけだった。プロ野球選手が出演していたのが、黒原にはうらやましかった。「じゃあ、プロ野球選手になったら出られるんやね!」という母・千晶さん(55)との会話が原点だ。

 大会前にはOBの阪神・近本から試合用5本を含めて12本のバットが贈られた。主将の杉園大樹は初回1死一、二塁、そのバットで先制の右前適時打を放った。“近本バット”を使った大谷優斗も3安打の大当たり。「新チームのスローガン『執念~関西をひっくり返せ』でやってきた。関学は弱いイメージがあるので払拭できた」と杉園は胸を張った。1952年第1回大会の準V校が今度は全国をひっくり返す。(伊井 亮一)

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