【巨人】球団史上最多9投手継投で10度目ドロー…中川皓太3失点誤算も原監督「つなげられる引き分け」

9回を抑えたチアゴ・ビエイラ(カメラ・義村 治子
9回を抑えたチアゴ・ビエイラ(カメラ・義村 治子

◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス3―3巨人(8日・京セラドーム大阪)

 渾身の力で、ビエイラが右腕を振り切った。9回2死。安達を158キロの直球で空振り三振に仕留めた。8回に逆転を許すも、9回2死の崖っぷちから同点に追いついた。原監督も「そういう意味では、つなげられる引き分けだと思う」と受け止めた。延長を含めても球団史上最多となる9投手をつぎ込む死闘で交流戦3度目、今季通算10度目のドローに持ち込んだ。

 とはいえ、勝ちたい試合でもあった。最も信頼を寄せる中川が、まさかの逆転を許した。2点リードで迎えた8回、6番手で登板。だが、1死からモヤに四球、安達にランエンドヒットを決められ一、三塁と危機を広げると、ジョーンズに適時打を浴びて1点差に。さらに2死から代打・伏見に同点、福田には勝ち越しの適時打を許した。登板2戦連続で手痛い失点を喫した。

 直前に原監督の勝負手がはまっていただけに…という思いは残る。7回1死から登板した大江が2死一、二塁として吉田正を迎えたところで、指揮官は高梨を送った。20年パの首位打者へ最大の警戒を示し、変則左腕から変則左腕へのリレーを決断した。この日の大江の出来。過去に16打席対戦し、11打数1安打5三振、被打率9分1厘という高梨が楽天時代から誇る好相性。試合の流れ。全てを考慮して送られた高梨は、吉田正を遊ゴロに仕留めた。

 この日で中川はリーグトップタイの30試合目の登板となった。原監督は蓄積疲労について問われると首を横に振ったが、その真意は中川ならまだここで音を上げない、という全幅の信頼によるものだろう。背番号41の代わりはいなく、復調を願うが、負けを消したことで切り替えやすくもなる。これも「1TEAM」の一つの形だ。(西村 茂展)

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