宝塚歌劇1年4か月ぶりの新人公演上演に初センターの月組・礼華はる「幸せな時間でした」

礼華はる(左)、きよら羽龍
礼華はる(左)、きよら羽龍

 宝塚歌劇月組「桜嵐記(おうらんき)」の新人公演が8日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。

 入団7年目までの若手メンバーで取り組む新人公演はコロナ禍の昨年3月からの本公演休演に伴って中止になり、昨夏の本公演再開後も稽古場の密を避けるなどの理由から実施が見送られてきた。今回の上演は、昨年2月の星組「眩耀(げんよう)の谷~舞い降りた新星~」(主演・碧海さりお)の宝塚大劇場公演以来、約1年4か月ぶりとなった。

 入団7年目の男役ホープ・礼華(れいか)はる、4年目の娘役有望株・きよら羽龍(はりゅう)が主演コンビを務めた。ともに昨年の「ピガール狂騒曲」で並び立つ予定だったが流れ、満を持しての大舞台に。

 初センターを務めた礼華は、カーテンコールで「新人公演メンバー全員で無事にこの日を迎えられ、心からうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです」と、あいさつ。本公演は8月に退団するトップスター・珠城りょうのサヨナラ作。「限りある新人公演の時間の中で、自分たちと向き合い、上級生の方々から目に見えない志や思いも学び、受け継いでいきたい」と新人公演にかける思いを新たにした。

 ファンに向けては「不安な状況の中ですが、ともに今を生きていると実感でき、幸せな時間でした」と感激を表した。

 「桜嵐記」は鎌倉幕府崩壊後の南北朝時代を舞台に、南朝の武将・楠木正行(まさつら)が己を貫いて北朝との戦いに打って出るさまを描く。劇団の長身ランク2位タイの178センチの礼華は、ダイナミックな見栄えだけでなく、散り行く運命に立ち向かう毅然とした雰囲気も醸し出した。劇団最長身180センチの大楠(おおくす)てらが正行の父・正成を演じる配役の妙も。

 正行と出会い、心を通わせ弁内侍(べんのないし)を演じたきよらは公家言葉が難しい役どころも的確に演じ、定評のある歌声で切ない思いを表現した。

 なお、新公の見送り期間を考慮して、10月には宝塚バウホール公演の主演が決まっているスター・風間柚乃(ゆの)ら入団8年目の生徒も特例として出演。今後の宙組、雪組の新人公演も特例対象となる。

 東京宝塚劇場では7月22日に上演予定。

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