ラグビー・トップリーグで初の8強入りしたNTTドコモのセンター鶴田馨が8日、大阪府赤十字血液センターで献血アンバサダー就任式に参加した。
NTTドコモと大阪府赤十字血液センターは2017年からタッグ組み、試合が開催される花園ラグビー場や、大阪・京橋駅前などで献血活動の呼びかけを実施。チーム内でも2年前から献血を行っており、初代アンバサダーに就任した鶴田は「ラグビーは覚悟を決めて勇気を持って行うスポーツ。献血も勇気を出すことで一つでも多くの命を救える活動。スポーツ界から普及していき、より多くの方に献血を知っていただける活動に取り組みたい」と意気込んだ。
この日は「いのちのパスをつなぐ」というキャッチフレーズとともに、鶴田のパス姿を掲載したポスターがお披露目された。鶴田は「献血も誰かのためにつながり、ラグビーもパスをつないでトライを目指すので通じるところがある。気に入っています」とアピールした。
昨年から続くコロナ禍で、献血の参加者数は減少。特に若年層の献血数が少ないといい、大阪府赤十字血液センターの谷慶彦所長は「NTTドコモのファン層に献血を広く周知していただけたらありがたい。若い、スポーツをする方が勇気を出して協力してくれたら」と期待を込めた。25歳の鶴田は「同じ世代の献血者数を上げる役割も担っている。ラグビー活動を通じて、献血を知っていただくきっかけを作っていきたい」と話した。