飯伏幸太、ジェフ・コブ撃破で完全復活 鷹木のIWGP世界ヘビー王座挑戦へ「やってやるよ!」

ジェフ・コブをカミゴェで下し両手を挙げて喜ぶ飯伏幸太(新日本プロレス提供)
ジェフ・コブをカミゴェで下し両手を挙げて喜ぶ飯伏幸太(新日本プロレス提供)

◆新日本プロレス「DOMINION 6・7 in OSAKA―JO HALL」大会 ▽スペシャルシングルマッチ60分1本勝負 〇飯伏幸太(19分54秒 カミゴェ→片エビ固め)ジェフ・コブ●(7日、大阪・大阪城ホール、観衆3045人)

 セミファイナルのスペシャルシングルマッチで、飯伏幸太がジェフ・コブを下し、4月の両国大会でウィル・オスプレイに敗れて失ったIWGP世界ヘビー王座奪還へ再スタートを切った。

 同じアスリート型レスラーとしてアテネ五輪レスリング・グアム代表の経歴を持つコブを意識し続けてきた飯伏。前哨戦で場外乱闘を繰り広げるなど、キレまくってきた怒りをリング上で爆発させ、序盤から顔面へのドロップキック、掌底と打撃で痛めつける。

 体重で25キロ上回るコブの力任せのスープレックスなどパワー殺法に圧倒される場面もあったが、コブのその場跳びムーンサルトプレスをひざを立てて迎撃。ハイキックから逆にその場跳びムーンサルトプレスをきめる。

 トップロープから場外へのラ・ケブラーダ、スワンダイブ式フランケンシュタイナーと大技をさく裂させると、さらにボマイェと畳みかける。自身の必殺技・カミゴェを模倣したコブのコブゴェを正面から食らうピンチもあったが、最後は両ひざをコブの分厚いボディーに突き刺すと、カミゴェをたたき込み、3カウントを奪った。

 あまりの激闘にリング上をはいながら、人差し指を1本立てた飯伏。バックステージでも「このシリーズを通して、年齢は一緒ですけど(プロの)キャリアでは劣るジェフ・コブに、いろいろなものを学ばせてもらいましたよ。やはり、キャリアで勝ったようなもの」と闘いを振り返った上で「また、やりたいけど、得るものは得た。闘う姿勢。やはり基本はそこだなと。もう1回、もう1回、原点に帰りたいと思いますよ」と続けた。

 さらに「僕、まだまだ、やりたいことがたくさんあるんで」と話した通り、さらなる大舞台が待つことになった。メインイベントの第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦でオカダ・カズチカを36分の激闘の末、破った鷹木信悟がリング上でマイクを持つと、「初防衛の相手は決まっているんだよ。偶然にも今日、そいつが試合してたな。せっかくだから呼び出そうか。おい、飯伏、出てこい!」と、突然の呼びかけ。

 Tシャツ姿でリングインした飯伏に「飯伏、人生って面白いよな。2か月前はおまえがこのベルトを持っていて、俺が散々挑発してもウンともスンとも言わなかった。でも、俺がベルトを持ったとたん、名前を出したら来てくれたな。感謝するぜ、飯伏。このベルトを賭けて俺とやるのか。イエスかハイか、ここで答えて見ろ!」と鷹木が絶叫。

 すると、飯伏は「イエスでも、ハイでもどっちでもいいんだよ。やってやるよ!」と叫び返して対戦を受諾。鷹木は最後に「これで誰も文句はねえな。飯伏、俺たちにしかできないつぶし合いをやろうぜ」とマイクを投げ捨てた。

 ベルトを失った屈辱の4・4から2か月。5月21日に39歳になった「ゴールデン☆スター」が新王者・鷹木の指名のもと、この日、新日の頂点返り咲きへの再出発ロードを歩み始めた。

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