鷹木信悟、オカダ・カズチカ下しIWGP世界ヘビー王座初戴冠「これがゴールじゃない。スタートだ」

IWGP世界ヘビーベルト初戴冠後、次期挑戦者に指名した飯伏幸太(右)とリング上でにらみ合う鷹木信悟(新日本プロレス提供)
IWGP世界ヘビーベルト初戴冠後、次期挑戦者に指名した飯伏幸太(右)とリング上でにらみ合う鷹木信悟(新日本プロレス提供)

◆新日本プロレス「DOMINION 6・7 in OSAKA―JO HALL」大会 ▽第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦 〇鷹木信悟(36分00秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め)オカダ・カズチカ(7日、大阪・大阪城ホール、観衆3045人)

 メインイベントの第3代IWGP世界ヘビー級王座決定戦で、鷹木信悟(38)がオカダ・カズチカ(33)を下し、新日最強の座を奪取した。

 3月6日、東京・大田区大会でのニュージャパンカップ1回戦で破っているオカダ相手に序盤から攻勢に出た鷹木。5・4福岡どんたく大会に続く連続の王座挑戦となった「ザ・ドラゴン」はパワー抜群の攻めを展開。パンピングボンバーでオカダを場外にたたき落とすと、弱点の腰を徹底的に痛めつける。

 ここで声を出しての応援を禁じられた観客に足踏みでの応援を要求したオカダが逆襲。高さ抜群のドロップキックで鷹木を場外に蹴り落とすと、鉄柵を使ってのDDT。昨年のG1クライマックスで鷹木からギブアップを奪ったマネークリップで絞め上げる。

 しかし、鷹木は「来た、来た、来たー!」と叫んでの龍魂ラリアットを叩き込むと場外でのメイド・イン・ジャパンという荒技でオカダを場外カウント19秒の窮地に追い込む。

 さらにオカダの必殺・レインメーカをかわすと、レインメーカー式パンピングボンバーを一振り。さらにパンピングボンバー、投げっ放しのドラゴンスープレックス、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンと畳みかけ、3カウントを奪った。

 36分の激闘にリング上で起き上がれない両雄。なんとか立ち上がり、ベルトを巻くと右こぶしを突き上げた鷹木。マイクを持つと、「ここにIWGPのベルトがある。これは夢なんかじゃねえな。間違いなく現実だろう。改めまして俺が第三代世界IWGP世界ヘビー級チャンピオンの鷹木信悟だ!」と絶叫した。

 「俺はちょうど1か月前、オスプレイに負けて奈落の底に落ちていった。だが、俺はぎりぎり生き残った。いろいろあったけど、今日の一戦で鷹木信悟、完全に這い上がったぞ。今、こうして手元にベルトがあるが、これがゴールじゃない。これがスタートだ。まだまだやらなきゃいけないことが山ほどあるんだ。まずはこのベルトを通行手形に新日本プロレスの、いや、プロレス界のてっぺん目指して龍の如く駆け上ってやろうじゃねえか」と叫ぶと、「世間はコロナ禍の真っ只中だ。こんなご時世だからこそ、俺みたいな元気はつらつが活躍しなきゃいけねえだろ、おい! と言うことで俺の言いたいことは…。まだ一つ残っているんだ。今日、先代のIWGPの象徴と言っていいオカダを倒した。初防衛の相手は決まっているんだよ。偶然にも今日、そいつが試合してたな、せっかくだから呼び出そうか。おい、飯伏、出てこい!」と呼びかけた。

 すると、セミファイナルでジェフ・コブ(38)を下したばかりのIWGP世界ヘビー初代王者の飯伏幸太(39)が登場。「飯伏、人生って面白いよな。2か月前はおまえがこのベルトを持っていて、俺が散々挑発してもウンともスンとも言わなかった。でも、俺がベルトを持ったとたん、名前を出したら来てくれたな。感謝するぜ、飯伏。このベルトを賭けて俺とやるのか。イエスかハイか、ここで答えて見ろ!」と鷹木が言うと、飯伏は「イエスでも、ハイでもどっちでもいいんだよ。やってやるよ!」と対戦を受諾。鷹木は最後に「これで誰も文句はねえな。飯伏、俺たちにしかできないつぶし合いをやろうぜ」とマイクを投げ捨てた。

 2018年10月、ドラゴンゲートからフリーとなり、新日に参戦。ついに最強団体の最高峰王座に登り詰めた鷹木はバックステージでも「ひとまずホッとしているよ。どんなに強がっても、やっぱりオカダを目の前にしたら、そりゃあ、ビビるよ」と本音をポロリ。

 「あいつは、やっぱりすげえよ。でも、逆にあいつの一言が俺に火をつけたな。『対等にものを言うな。住んでいる世界が違う』と。なにくそと思ったけど、あながち間違いじゃないんだよな、オカダの言っていること。悔しいけど、間違いじゃねえんだよ。あいつのやってきた実績に比べたら、俺の実績なんて足元にも及ばねえよ。だからこそ今日、負けるわけにはいかなかった」と続けると、「今日、俺が負けてたら、オカダ、棚橋(弘至)、内藤(哲也)や飯伏、あいつらのいるトップ中のトップに永遠に昇ることができないと思ったんだ。首の皮一枚つながったんじゃねえか、おい」と話した。

 さらにIWGP世界ヘビー級のベルトをさすると、「これを獲ったからって別にあいつらと対等だとは思ってねえよ、俺は。だが、謙遜するわけじゃねえが片足ぐらいは突っ込んだと思っているぜ。全身、そこに入り込むか、また追い出されるかは俺次第だ」とニヤリ。

 次期挑戦者に指名した飯伏について、「オカダに勝った暁には(次は)飯伏しかないと思っていた。俺が新日本に来た時、インタビューで俺は言ったよ。誰が一番興味あるかって。オカダでもない。内藤でもない。棚橋でもない。俺は飯伏と言った。同世代の人間、同級生として、あいつは常にトップを走っていると思っていた。やっと対等に、渡り合うときが来たな」ときっぱり。

 さらに5・4福岡どんたく大会で敗れたものの、自身との一戦で首を痛め、王座を返上したウィル・オスプレイ(28)について「俺はちゃんとその先を見据えているからな。ウィル・オスプレイは全治未定の欠場か…。誰か、オスプレイに言っといてくれよ。おまえに負けた鷹木信悟は1か月後、IWGPの世界ヘビー持っているんだよ。おい、オスプレイ、悔しかったら、ふざけんなって気持ちがあるんだったら、早く戻ってこい。いつでも相手してやるぞ。本当の意味で俺がチャンピオンを名乗るのは、やっぱり、最終的にはオスプレイを乗り越えてからだ」と話していた。

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