DeNAは7日、平良拳太郎投手(25)が同日に横浜市内の病院で右肘内側側副靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を行い、無事終了したことを発表した。
平良は今季開幕ローテ入りし、2試合に登板して0勝0敗、防御率0・90。先発した2試合は、ともに試合後に右肘の張りを訴えて登録抹消となっていた。5月に入ってファームで実戦復帰したが、5月23日のイースタン・西武戦(カーミニーク)の登板を最後に、登板がなかった。
平良は球団を通し「右肘の手術をすることに決めました。すごく悩みましたが、自分の中で悔いの残らない決断ができたと思います。リハビリをしっかり行い、ファンのみなさまの前で早く投げられるように一日一日を大切に頑張っていきたいと思います」とコメント。苦渋の決断だったことを明かし、復活へ向けてリハビリに取り組んでいく覚悟を示した。
チーム内では近年、育成・田中健と18年の新人王左腕・東がトミー・ジョン手術を受けた。19年8月に受けて今年に入ってようやく実戦登板に入った。昨年2月に受けた東はすでにブルペンでの投球練習を再開しているが、対外試合登板はまだ。平良の全治は発表されなかったが、実戦登板までは1年以上かかることが濃厚だ。