【社会人野球】七十七銀行が全国王手、マネジャー兼任左腕の影浦雅人が好救援

5回途中から好救援した七十七銀行・影浦
5回途中から好救援した七十七銀行・影浦

◆日本選手権東北最終予選第2日 ▽準決勝 七十七銀行8―5日本製紙石巻(6日・石巻市民)

 準決勝2試合が行われ、七十七銀行(宮城)は“マネジャー兼任左腕”の影浦雅人投手(27)=仙台大=の好救援で日本製紙石巻(宮城)に8―5で逆転勝ち。2大会連続出場に王手をかけた。

 最後の打者を二ゴロに抑えると、緊張した面持ちの七十七銀行・影浦の表情がようやくほぐれた。2―4と逆転された直後の5回途中から救援し、8回まで走者を1人も許さない快投。9回に1点を失ったが、昨年の都市対抗東北2次予選で敗れた相手に雪辱勝利だ。「とにかく丁寧に投げることだけ意識した。(9回は)心の弱さが出ましたね…」と少し苦笑いしながら振り返った。

 クビになりかけた男だ。2年前、全公式戦が終わった後に小河(おごう)義英監督(43)に呼ばれた時、「クビだ、と思いました」。実際に当落線上だったが、マネジャー兼任を打診されて受け入れ、現役を続行。それまでは球速を求めるあまりに制球を乱していたが、「どんなに頑張っても150キロは出ない、と気づいた」と意識を改革。指揮官の助言で打撃投手を多くやり、制球力重視で打者へ投げる感覚を磨いた。

 昨年は短いイニングばかりだったが、今年は公式戦で先発を務めるほど成長。この試合も140キロを超える球は1球もなかったが「スピードは遅くなっているけど、思った通りのところに投げられている」と手応え十分だ。マネジャー業は現在、専任の方にやり方を教わっている最中だが、小河監督は「今は戦力として欠かせない。マネジャー(の肩書き)を外そうかな」とうれしい悲鳴。7日の決勝はTDKと対戦。19年大会に続く連続出場へ、影浦が選手としてチームの力になる。

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