山県亮太はつらい時やしんどい時は親孝行してリフレッシュ…父・浩一さん「実に優しい“いい息子”」

山県亮太の日本新を喜ぶ父・浩一さん(左)と母・美津恵さん
山県亮太の日本新を喜ぶ父・浩一さん(左)と母・美津恵さん

◆陸上 布勢スプリント(6日、鳥取市・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)

 男子100メートル決勝で、山県亮太(28)=セイコー=が9秒95(追い風2・0メートル)の日本新記録を樹立した。

 スタンドで快記録を見届けた山県の父・浩一さん(61)は「9秒97とか96とか、日本新が出る映像を夢見ながらレースを見るんです。実際は本当に頭が真っ白になって、現実とは受け入れられなかった。願いはかなうなという、いい経験をさせてもらった。願わないとダメですね。本当に親孝行です」とねぎらった。

 昨季は右膝違和感で日本選手権(10月・新潟)にも出られなかった。「陸上に集中している時は研ぎ澄まされた一面もあるけど、つらい時やしんどい時は実に優しい“いい息子”になるんです」。親子で釣りに出かけ、気兼ねない会話を楽しむ時間はリフレッシュになった。そして、勝負の世界へ戻っていく。「高校時代もそうですけど、たとえけがをして走れない時期があっても、陸上を辞めようと思ったことは一度もないですね」と振り返る。

 山県は「時の記念日」となっている6月10日生まれ。早産で誕生したので、「明るく力強い」という意味を持つ「亮」の字を名前に入れた。ただ一心に、元気に育つことを願った次男坊が、日本最速の称号を手にした。浩一さんは「幸せな子だと思います」と万感を込めた。

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