【社会人野球】北海道ガスが巴戦で連勝し、創部4年目で初の全国切符

胴上げされる北海道ガス・清水監督
胴上げされる北海道ガス・清水監督
優勝を決めマウンド付近で歓喜する北海道ガスナイン
優勝を決めマウンド付近で歓喜する北海道ガスナイン
日本製鉄室蘭シャークス戦で1失点完投した北海道ガス・大城
日本製鉄室蘭シャークス戦で1失点完投した北海道ガス・大城

◆日本選手権北海道予選 北海道ガス10-0航空自衛隊千歳、北海道ガス2-1日本製鉄室蘭シャークス(5日・札幌円山)

 3チームによる巴戦が行われ、北海道ガスが航空自衛隊千歳に10―0、日本製鉄室蘭シャークスに2―1で2連勝し、創部4年目で初の全国切符を手にした。今年2月、清水隆一監督(61)が就任。熊谷組を率いて都市対抗準優勝の実績を持つベテラン指揮官が若いチームに経験を注入、創部当時の目標である「5年以内での全国」を達成した。本大会(29日開幕、京セラDほか)では初勝利を目指す。

 北海道ガスが4年分の喜びをかみしめた。優勝がかかった日本製鉄室蘭シャークス戦。2―1の9回2死、右腕・大城祐樹(24)が投ゴロで最後の打者を打ち取った。ベンチメンバー総出でエースに駆けつけ、体をぶつけて歓喜の輪を広げる。創部4年目で初の全国切符。初年度から在籍する東海林寛大捕手(25)は「うれしいの一言ですね」と万感の表情だった。

 3チームによる巴戦。第1試合の航空自衛隊千歳戦は右腕・海老原丞(22)が3安打6奪三振で完封した。40分後に開始した室蘭シャークス戦は大城が2種類のカットボールを使い分け3安打1失点で完投。大城は「海老原が最高の投球を見せたので」と続いた。

 経験を注入した。今年2月、92年都市対抗で熊谷組を準Vに導いた清水監督が就任。まずは打撃改革に着手した。熊谷組での動作解析の知識を基に、スイング時に前足の股関節を止めてヘッドを走らせる事を共有。一方でそのほかの部分はそれぞれの自主性に任せて個性を尊重した。伸び伸びとバットを振ったナインは2戦計26安打と快音が止まらなかった。

 意識改革も行った。選手は4月に組織論のセミナーを受講。「全員がリーダーシップを発揮する」という共通認識で落ち着いたプレーを見せた。今季はこれまで公式戦6連敗だったが、指揮官は「全国に行くまでのプロセス。課題を見つけながら挑戦しよう」と声をかけ弱気にならずに挑んだ。

 18年に創部して選手16人でスタートした。専用グラウンドを持たず、球場を借りるなど苦労も多い。今回は試合時間に合わせ午前6時から練習するなど工夫して備えてきた。初の全国に向けて「創部当時のメンバーの思いも背負って戦いたい」と東海林。平均年齢は23・2歳。若いチームがベテラン指揮官のタクトに乗って、大舞台でも青い炎を燃やす。(西塚 祐司)

 ☆北海道ガス・大槻博社長(71、初の全国出場に)「これまでの公式戦の結果から厳しいと思ったが、チームの出来が良かった。全国では良い試合をしてもらいたい」

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優勝を決めマウンド付近で歓喜する北海道ガスナイン
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