【巨人】堀内恒夫氏の見解 戸郷はフォーク投げすぎ 100球でへばるような投球から脱却を

力投する先発の戸郷翔征
力投する先発の戸郷翔征

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人4―6日本ハム(5日・東京ドーム)

 先発の戸郷が6回まで2安打無失点と好投していたが、7回に高浜に満塁弾を浴びるなど日本ハム打線に2被弾6失点でKOされ今季3敗目。2分けを挟んだチームの連勝は3でストップした。

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 ストレートは150キロを表示し、フォークもよく落ちる。6回1/3を8奪三振。中盤までの戸郷の投球を見ていたら「すごい投手だ」と改めて感じさせた。

 しかし断っておくが、野球は奪三振の数を競う競技ではない。戸郷が三振を取ることに酔っていたのだとしたら、それは大きなカン違いだ。

 確かに150キロのストレートとフォークがあれば三振は取れる。だが、フォークを投げすぎると握力が落ち、ストレートのスピードもなくなる。それはこれまでに何度も指摘してきたことだ。加えて、変化球は体の動きをいったん止めて投げる球だから、投げ過ぎると疲労が蓄積する。フォークで三振を取る快感の裏には、終盤で地獄に突き落とされる危険が常に潜んでいるのだ。98球目を王柏融に、112球目を高浜に打たれたのは偶然ではない。

 戸郷が菅野に次ぐ第2エースの座を目指しているのなら、100球前後でへばるような投球から脱却しなければならない。奪三振は自己満足でしかない。1球で打ち取る投球術、ストレートをストライクゾーンに投げるのではなく、意識してボールにする投球術を身に付けないといけない。

 まずは、フォークへの自信過剰を捨てるべきだ。厳しい言い方になるが、今のスタイルの投球を続けていると、投手として長くは持たない。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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