村田真一氏 緊急リリーフの大江は度胸でピンチを救った メルセデス降板でも0封リレー

スポーツ報知
2番手で登板した大江竜聖(カメラ・清水 武)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人6―0日本ハム(4日・東京ドーム)

 巨人が完封リレーで日本ハムに快勝した。昨年10月に左肘のクリーニング手術を受けたメルセデスが、今季初登板初先発。150キロを超える直球と切れ味鋭い変化球で圧倒したが、6回途中に左太もも裏を押さえ緊急降板した。それでも、急きょ登板した大江から桜井、鍵谷、ビエイラとつないで「0」を並べた。零封は5月5日の広島戦(マツダ)以来、約1か月ぶり。2分けを挟んで3連勝となった。スポーツ報知野球評論家・村田真一氏は、緊急登板した大江の活躍を絶賛した。

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 大江に救われた、と言っても過言ではない試合だった。6回2死一塁、メルセデスが、しかもカウント1―1でアクシデントによりマウンドを降りた。それまで文句なしの好投だったのだから、いくら準備しているといっても慌てたはず。その中で抑えたのだから、あっぱれ!やね。

 大江の良さは球のキレや独特のフォームなどいろいろあるけど一番は度胸。代わった直後に対戦した西川に対して投げた2―2からの一球がその象徴と言える。内角直球で勝負したが結果はボール。並の投手なら3ボールにするのを恐れて甘く入ってしまう難しい一球だ。でも、大江には内角に投げ切れる制球力と、ボールになっても次の球で勝負できるという自信、度胸があるから慌てない。最後は得意の外角スライダーが頭にある西川を直球で詰まらせて三ゴロ。走者を背負った状態でマウンドに上がっても原監督の期待に応え続ける左腕には頭が下がる。

 打線もできれば初回に追加点を取りたかったが、大江の好投のあと、いい形で得点できた。何とかもう1点、という場面できっちりと犠飛を打った亀井。本調子とは言えない中、さすがベテラン、の仕事やったね。

(スポーツ報知評論家)

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