【箱根への道】駒大 エース田沢不在も唐沢&鈴木の2年生コンビ2部5000メートル日本人1、2位

2部5000メートルで3位に入った駒大・唐沢(右)と4位の鈴木
2部5000メートルで3位に入った駒大・唐沢(右)と4位の鈴木

 関東の大学の長距離ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶ2大イベントの関東学生陸上競技対校選手権(通称・関東インカレ)が5月20~23日、相模原ギオンスタジアムなどで行われた。箱根駅伝王者の駒大もさすがの存在感を示した。

 駒大が王者らしい強さと速さを見せた。3000メートル障害を除く中長距離4種目でバランス良く得点を重ねた。5月の日本選手権1万メートル2位の大エース・田沢廉主将(3年)は東京五輪代表入りを目指して6日のデンカチャレンジ(新潟)に出場するため不在。そんな中でも2部トップの33点をたたき出す総合力が光った。

 最も輝きを放ったのは唐沢拓海(2年)だ。ルーキーだった昨季は3大駅伝未出走。だが、優勝した今年の箱根で補欠に甘んじてからは、驚異のタフさで次々と自己記録を更新。今大会も2部5000メートルと1万メートルでともに日本人トップの3位と成長した。「箱根に出られなかった悔しさを合宿や練習にぶつけた」と次期エース候補に名乗りを上げた。

 5000メートルで唐沢に0・22秒差で敗れて4位だった鈴木芽吹(2年)も、内容は十分だ。今季は3月の学生ハーフ2位をはじめ、5月の日本選手権1万メートルでも田沢に次ぐ3位。鈴木は「日本人トップと考えた時に、敵は唐沢しかいないと思っていた。負けて悔しいけど、仲間としては心強い」。2年生コンビらが攻めの姿勢を貫いた。学生駅伝3冠へ着々と歩みを進める。

 ◆関東インカレ

 1919年に第1回大会が行われ、今年が第100回大会だった。1920年に始まり、今年が第97回大会だった箱根駅伝より歴史は古い。

 例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、総得点を競う。出場は各種目1校3人以内。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生による3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年、入れ替わる。1部と2部は短距離種目などを含めた総合力で決まるため、駒大や青学大など長距離・駅伝をメインに強化している大学は2部に属する。今年の箱根出場20校はちょうど10校ずつで、長距離種目では1、2部にほぼ実力差はない。

 今年のハーフマラソンは新型コロナ感染防止対策として東京・よみうりランドの周回コースで無観客で開催。1周約2キロ、実測約20・8キロの非公認コースだった。ある監督が「遊園地だけにジェットコースターみたいなコース」と嘆息するほどタフなコースだった。

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