【大学野球】北海学園大 投打の「稲稲コンビ」で42年ぶりの初戦突破へ…全日本大学選手権7日開幕

全国での活躍を誓った稲原
全国での活躍を誓った稲原
リードオフマンとして期待がかかる北海学園大・稲童丸
リードオフマンとして期待がかかる北海学園大・稲童丸

 第70回全日本大学野球選手権記念大会(神宮ほか)が7日、開幕する。30年ぶりに出場する北海学園大(札幌学生)は第1日(東京D)で福井工大(北陸大学)と対戦する。投打のキーマン、抑えのエース右腕・稲原周作(4年)=旭川実高=とリードオフマンの稲童丸(いなどうまる)淳外野手(4年)=札幌日大高=の「ダブル稲」が42年ぶりの初戦突破を誓った。

 北海学園大の42年ぶりの初戦突破は「ダブル稲」が鍵を握る。春季リーグ戦は新型コロナの影響で途中打ち切り、全5戦4勝1分けで優勝し、30年ぶりの全国切符を手にした。抑えとして活躍した稲原は「僕としても全国大会は初めてなので楽しみな気持ち」と話せば、福井工大の投手陣に稲童丸も「速球に対して力強いスイングができれば」と闘志を燃やした。

 稲原は環境を変えて野球にかけてきた。同大部員は原則2部(夜間部)に通い、日中は練習に打ち込む。稲原は「野球は高校で完全燃焼」と公務員を目指すため1部(昼間部)進学を決めた。だが旭川実高の後輩の大会を観戦して入学直前に野球への意欲が再燃。1年時は1部のまま入部し全体練習は週末のみ参加、平日は夕方以降に1人で自主トレに励んだ。2年から2部に転部してすべての練習に参加。1年時の積み重ねもあり、昨秋は4勝で初タイトルの最優秀投手賞を獲得、今では大黒柱となった。

 稲童丸もレギュラーに定着したのは3年秋。1、2年は代走や守備固めだった。同学年や後輩が活躍しても腐らずに練習でアピール。先発出場が増えるとそのまま首位打者を獲得した。冬も重さが異なる3種類のバットを使い、スイングスピードアップを図ってきた。

 卒業後、社会人野球を希望する2人にとって、今大会は貴重なアピールの場。勝ち進めば可能性も広がる。稲原は「投球の幅を見せて与えられた場所で活躍したい」、稲童丸は「右翼からのレーザービームと盗塁を多く取りたい」。辛抱強く成長を果たし秋に実った2つの“稲”が、春も黄金色の輝きを放つ。(西塚 祐司)

全国での活躍を誓った稲原
リードオフマンとして期待がかかる北海学園大・稲童丸
すべての写真を見る 2枚

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請