【巨人】原辰徳監督、代役守護神・畠が誤算 9回2死満塁同点許す

9回2死一、三塁、リクエストの結果を待つ原辰徳監督(左)
9回2死一、三塁、リクエストの結果を待つ原辰徳監督(左)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人4―4西武(3日・東京ドーム)

 跳ねた打球に、畠は必死に飛びついた。だが、差し出したグラブの上を通過していった。2点リードの9回2死満塁。栗山に中前2点打を許した。土壇場で試合は振り出しに戻った。「(畠は)先発やっていたから、抑えの気持ちもよく分かっている中で投げさせたんだけど…」と原監督も悔しそうに振り返る。3点差を追いつかれた1日に続いて、最終回に逃げ切りに失敗し、今季9度目の引き分けを喫した。

 デラロサが左脚の違和感で、2日に登録抹消。同日の試合でセーブを挙げたビエイラも2連投中で、7日間で5試合に登板した疲労を考慮してベンチ外として臨んだ一戦。2点リードの最終回に、クローザーに指名されたのは畠だった。3連投となっても意気込んでマウンドに向かったが、先頭・スパンジェンバーグを四球で歩かせる。その後、2死を奪うも、岸の左前安打、森の四球で塁を埋めると、栗山に痛恨の一打を許した。

 それでも、畠を責められない。5月30日のソフトバンク戦(ペイペイD)から中継ぎに配置転換となり、1日からの3連投。疲労は、推して知るべしだ。それでもこれまで2試合救援で見せた内容は圧巻であり、最終回を迎えた時に残っていた投手を見渡せば、ベンチは「畠、何とか頼む」という心境で託したのだろう。

 つまりは、わずかなほころびのしわ寄せと受け止め、チームで痛みを分かち合うべきか。原監督が描く継投の理想は「きれいなマウンドで次の投手へバトンを渡す」こと。イニングの途中で降りずに投げ切る責任を求め、同時に回またぎはそれほど負担の大きいものだと捉えている。

 先発・サンチェスは力投を続けるも、6回に崩れ、森のソロ弾のあと、2死二、三塁となったところで大江の力を借りた。7回の鍵谷も9番の代打・川越にソロを許したため、森を迎えたところで高梨に託した。最終回2死一、二塁で、森、栗山と左打者が続く場面を迎えた時、どちらかが残っていたらどうだったか。登板が増えていることは承知だが、故障者が増える今、それぞれの“あと一踏ん張り”で埋めていくしかない。(西村 茂展)

映像提供:GIANTS LIVE STREAM
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