米ジャイアンツ傘下3A山口俊が日本復帰を決断!巨人が獲得調査へー苦しい先発陣の救世主となれるか

日本球界に復帰する山口俊
日本球界に復帰する山口俊
山口の年度別投手成績
山口の年度別投手成績

 ジャイアンツ傘下3Aサクラメントの山口俊投手(33)が日本球界復帰を決断したことが2日、米球界関係者の証言で分かった。2月にジャイアンツとマイナー契約を結んだ際に、メジャー昇格がかなわなかったらオプトアウト(契約破棄)できる条項が付帯しており、その権利行使をジ軍に伝えた。復帰先は古巣・巨人も動向を注視していることが判明。今後、正式にフリーエージェント(FA)となれば、獲得に乗り出す可能性は高い。

 実力派右腕が決断を下した。米球界関係者によると、山口が日本球界復帰を目指してFAとなる決意を固めた。2月にジャイアンツとマイナー契約を結んだ際に、メジャー昇格を果たせなかった場合にはオプトアウト(契約破棄)できる条項が付帯していた。関係者によると、すでに権利行使をジ軍に伝えており、近く正式発表されるという。1日(日本時間2日)は3Aラスベガス戦に先発し、5回を6安打4失点で勝敗はつかなかった。

 山口は19年オフに巨人からポスティングシステムでブルージェイズに移籍。米1年目の20年は先発ローテーション入りを期待されたが、コロナ禍での調整や滑りやすいメジャー球への対応に苦しんだ。全て救援で17試合に登板して2勝4敗、防御率8・06で終えた。今季はキャンプイン直前の2月10日(日本時間11日)にブ軍からメジャーの40人枠を外され、事実上の戦力外に。その後はジ軍に移籍してキャンプに招待参加。傘下マイナーで昇格を目指し、5試合に登板して0勝3敗、防御率6・17の成績となっていた。

 山口の日本復帰先として、最有力候補に浮上するのは古巣・巨人だ。2月にブ軍を退団した際にも動向を注視しており、右腕に対しては常に門戸を開いていた。19年に最多勝、最高勝率、最多奪三振の投手3冠とフル回転した右腕に対し、同年オフに球団初のポスティング移籍を容認して夢を後押し。移籍後もG球場など施設の使用を許可していた。山口も強い恩義を感じており、メジャー1年目に向けた離日直前の20年1月には「最後はいい形でジャイアンツに恩返しがしたい」と、将来的に日本に戻るなら巨人だと強調したこともある。メジャー移籍後も両者の関係は良好で、今後正式にFAとなれば、獲得に乗り出す可能性は高い。

 巨人は現在、開幕から先発ローテを守り通しているのが左腕・高橋だけと、台所事情は決して万全ではない。右肘違和感で調整中のエース・菅野、昨年10月に左肘のクリーニング手術を受けたメルセデスの戦列復帰も秒読み状態ではあるが、ここに山口が加われば、シーズン中盤以降の投手陣の層は厚みを増すことは間違いない。リーグ3連覇、そして悲願の日本一へ、打てる手を模索していく。

◆山口 俊(やまぐち・しゅん)1987年7月11日、大分県生まれ。33歳。柳ケ浦高から2005年高校生ドラフト1巡目で横浜(現DeNA)に入団。16年オフに巨人へFA移籍。18年にノーヒットノーランを達成、19年に最多勝など3冠。オフにポスティングシステムで2年最大915万ドル(約9億6000万円)でブルージェイズと契約。父は大相撲の元幕内・谷嵐。187センチ、98キロ。右投右打。

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