【巨人】岡本和真の次兄・道明さん独占手記で4番100号祝福 練習嫌いで「腹痛い」とトイレに行ってた弟

赤ちゃんの頃の岡本和(手前)を囲む、次兄・道明さん(右)と長兄・晃平さん(道明さん提供)
赤ちゃんの頃の岡本和(手前)を囲む、次兄・道明さん(右)と長兄・晃平さん(道明さん提供)
記念写真に納まる(右から)次兄・道明さん、岡本和、長兄・晃平さん(道明さん提供)
記念写真に納まる(右から)次兄・道明さん、岡本和、長兄・晃平さん(道明さん提供)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人4―4西武(1日・東京ドーム)

 巨人の第89代4番・岡本和真が4回、西武先発・松本から中越えにリーグトップタイの15号ソロを放ち、4番通算100号をマークした。高卒4年目の2018年6月2日、オリックス戦(京セラD)から重責を担い、球団7人目となるメモリアル弾。5回にもタイムリーを放ち、2安打2打点と4番の仕事を果たした。岡本家3兄弟の次兄・道明(みちあき)さん(32)が1日、スポーツ報知に手記を寄せた。8つ年が離れた弟の試合を小・中・高と欠かさず見てきた兄が偉業を祝福。長兄・晃平さん(35)もメッセージを寄せた。(取材・構成=小林 圭太)

 * * *

 和真、4番100本塁打おめでとう。兄としてうれしいけど、もう身近な人とは思えないよ。実感は湧かないし、球団歴代で今まで6人しかいなかったっていうのは本当にすごいこと。活躍すれば家族みんな喜んでいるし機嫌がいいぞ。目立つのは好きじゃないのは分かってるけど、お立ち台だけは、どうにかしてくれ!

 和真が野球を始めたのは3歳くらい。幼稚園生ですでにグラブをつけて僕とキャッチボールができていた。家で僕がキャッチボール相手がいなくて、弟をしごかないとどうしようもなかったので。めっちゃ野球教えたろう!って思ってました。

 幼少期は野球で結構いじめてたなぁ。たぶん僕のこと嫌いだったと思いますよ。僕が練習を教えていて量にはこだわって和真が中学校の時は毎日、素振り500本とか普通にやっていた。だけど、あいつは練習が大嫌い。すぐに「腹痛い」と言って、トイレに行ってました。無理やりでしたけど、でもなんとかやってました。

 僕は和真の野球の試合を見るのがずっと大好きです。今は仕事が終わってナイターがまだやっていたら、いつも見ています。和真の小、中、高と全試合ずっと父と見にいっていました。

 実は和真の守備が一番好きなんです。グラブさばきがもともとうまくて。サードに打球が飛んできたら、うれしいなあと思っていつも試合を見ています。昔、どんなに言っても変わらなかったのに捕る姿勢もだいぶ低くなったし。うまくなったな、さすがプロやなあって。

 巨人の4番ですけど、なぜか重圧とか感じているように見えないんですよね。好きなように、自分のペースを崩さずやっているように思えます。それがいいのかな、と。

 巨人にドラフト1位で指名された時はびっくりでしたけど本当にうれしかった。祖父は阪神ファンなのでショック受けてたけど。もともと家族みんな応援するのは阪神。今はみんな巨人戦を見ています。祖父だけはいまだに阪神と巨人の試合を行き来しています。

 LINEの返事が遅いから最近は連絡を取ってないけど年俸が上がった時とかはめっちゃ上がったな、といつも言っています。あとはゴルフバッグが欲しい時に連絡するくらいかなあ。抱えるものが大きくなったけどマイペースを崩さずにけがなく頑張ってほしい。僕は一年でも長く和真のプレーが見たいから頑張ってくれと言いたいです。兄でありながら、ずっとファンなのでね。(兄・道明)

 長兄・晃平さん「小さい頃からの次男による英才教育により素質を感じるところがあって(笑い)、プロには間違いなく行けると思ってました。まさか巨人の4番になって100号を達成するぐらいになるとは思いませんでした。ホンマにうれしいです。プレッシャーもあり大変やと思いますが、体に気をつけて頑張って」

映像提供:GIANTS TV
試合詳細
赤ちゃんの頃の岡本和(手前)を囲む、次兄・道明さん(右)と長兄・晃平さん(道明さん提供)
記念写真に納まる(右から)次兄・道明さん、岡本和、長兄・晃平さん(道明さん提供)
すべての写真を見る 2枚

巨人

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年