【DeNA】ドラ2牧秀悟、3日前の悪夢よぎる満塁の好機も8回に値千金逆転打「冷静じゃない自分がいた」

スポーツ報知
ヒーローインタビューでファンの応援に応える牧秀悟

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA4―3ソフトバンク(1日・横浜スタジアム)

 DeNAは、ソフトバンクに逆転勝ち。4カード連続初戦白星となった。ドラフト2位・牧秀悟内野手(23)=中大=が、4打数4安打3打点の大活躍だった。

 願うようにバットを持ったまま、打球を見つめた。1点を追う8回1死満塁。ソフトバンク3番手・松本の149キロを右中間にはじき返すと、一度はプロ初満塁弾を確信し、ゆっくりと歩き出した。惜しくも打球は柵越えとはならなかったが、フェンス直撃の逆転2点適時二塁打。「本当は入ったかなと思ったんですけど…。いい感じで捉えてよかったかなと思ったけど結果的に点が入ってよかった。恥ずかしかったですね…」。苦笑いしながらも、プロ初の4安打を放つなど先制打、逆転打と3打点で文句なしのヒーローになった。

 牧の頭には一瞬、悪夢がよぎった。3日前の5月29日、楽天戦(楽天生命)、同点の9回無死満塁。絶好のチャンスで打席に立ったが、守護神・松井の前に空振り三振に倒れた。「ノーアウト満塁で変な力みだったり冷静じゃない自分がいたので変な感じがあった」。絶好機に力が入って、最悪の結果に終わり、チームも得点を奪えずに引き分けに終わった。そして、3日後のこの日。取り返すチャンスが巡ってきた。1点を追う8回1死満塁。前のソトが敬遠されて、打席に立った。「今回は(犠飛による)タッチアップでいいくらいの軽い気持ちで打てました」。肩の力は自然と抜け、重圧に打ち勝った。

 新人ながら、チームには欠かせない存在になっている牧。短期間での修正能力、対応力を評価する声は多い。三浦監督も「本当にマークもされている中でも、しっかり自分のバッティング、コースに逆らわないバッティング。勝負強いところでしっかり結果を出す。状態もいいなと思っています」と感心しきりだった。

 ベンチでも点が入れば誰より喜び、時にはベンチを飛び出すチーム思いな姿勢は新人とは思えない。疲れがないわけはないが、連日睡眠を8時間取るなどして試合に出続ける牧は「こういう形で勝ちがついてうれしいですし、チームも勢いに乗れるかなと思います」とチームの逆襲を予告していた。

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