【社会人野球】JR東日本の150キロ左腕・山田龍聖が成長ぶりをアピール 3年前のU18日本代表

1回2奪三振無失点と好投したJR東日本・山田
1回2奪三振無失点と好投したJR東日本・山田

◆第46回日本選手権関東代表選手権▽2回戦 鷺宮製作所2―1JR東日本(1日・大田スタジアム)

 JR東日本は鷺宮製作所に1―2で惜敗。日本選手権出場は逃したが、3番手として登板した今秋ドラフト候補の150キロ左腕・山田龍聖(20)が1回を無安打1四球2奪三振で無失点に抑え、視察に訪れた8球団のスカウトに成長ぶりをアピールした。

 スタンドまで力強い声が響いた。1点ビハインドの9回に登板した山田は、直球を中心に力で押した。四球で走者を出したが、ほぼ直球で25球を投げ、無安打2奪三振で無失点。「先輩方がつないでくれたので、自分もここで抑えなきゃ、という気持ちが出て、自然と声が出てしまいました」。気持ちの乗った直球は、スカウトのスピードガンで最速148キロをマークした。

 確かな成長の跡を見せた。高岡商時代、3年夏の甲子園3回戦で根尾(現中日)、藤原(現ロッテ)らを擁して甲子園春夏連覇を達成した大阪桐蔭と対戦。1―3で惜敗したものの、5回までに10三振を奪うなど11Kの力投でスター軍団を追い詰め、甲子園を沸かせた。高校時代は148キロだった最速は現在、150キロに到達。「以前はファウルを打たれることも多かったですけど、今は空振りの数も増えました」と明かす。

 この日は高校時代にU18日本代表にも名を連ねた逸材をチェックするために、巨人、中日、ロッテなど8球団のスカウトが集まった。日本ハム・坂本スカウトは「あれだけ思い切って腕が振れるのは素晴らしい。まだ今年で21歳。楽しみ以外の何ものでもない」と、投げっぷりのいい、スケールの大きな左腕に大きな期待を寄せた。

 山田は「プロに行ってしっかり活躍するためにこのチームに入りましたが、まずはこのJR東日本で都市対抗で優勝したいです」。チームは敗れ、17年以来となる日本選手権出場の道は断たれたが、11月末に開幕予定の都市対抗でチームを優勝へ導く。

(水上 智恵)

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