親子3代銀メダルもエフフォーリアは秋に輝く

スポーツ報知
日本ダービーで2着に惜敗したエフフォーリア(左、右は優勝したシャフリヤール)

 今年のダービーは、まさに手に汗握る激闘だった。直線で先に抜け出したエフフォーリア。ラスト300メートルを切って先頭に立ち、東京競馬場の記者席で見ていて「勝った」と思った。しかし、シャフリヤールが放たれた矢のように鋭伸。ゴールした瞬間、視認ではどちらが先着したか分からなかった。慌てて室内のモニターでリプレイ映像を確認。ほんのわずかシャフリヤールが先にゴールラインに到達していた。その差、約10センチ。予想は▲◎で一応的中した形だが、美浦トレセンで取材をしている身としては、やはり本命に推したエフフォーリアに勝って欲しかった。

 ダービーの取材期間中、密かに話題になっていたことがあった。エフフォーリアの「ダービー2着配合」についてだ。父エピファネイアは13年の2着馬で、父の父シンボリクリスエスも02年の2着馬。父、祖父の無念を晴らすどころか、まさか3代続けて銀メダルに終わるとは。一生に一度しか出られないダービーだけに「偶然」では片付けられない血統の不思議を感じずにはいられない。

 ただ、この「2着配合」は、あくまでダービーの話。血統の実績をたどれば、秋は希望しかない。エピファネイアは菊花賞でG1初制覇を飾り、シンボリクリスエスはクラシック3冠目には向かわず3歳で古馬の王道路線に挑戦して天皇賞・秋と有馬記念を制した。同じダービー2着馬でも父、祖父より先に皐月賞でタイトルを手にしているエフフォーリアの未来は明るい。(中央競馬担当・西山 智昭)

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