井岡一翔のドーピング騒動 JBC永田理事長は「名誉を回復してあげないと」

スポーツ報知
井岡一翔

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)王者・井岡一翔が所属するAmbitionジムが、井岡のドーピング(薬物使用)騒動に関して日本プロボクシング協会(JPBA)に対して上申書を提出したことに関し、JPBAの新田渉世事務局長は31日、上申書を受け取ったことを明かすとともに、JBCに対しての質問状とJBC幹部と意見交換するための面会を要求する文書を提出することを明らかにした。

 新田事務局長は「上申書は受け取りました。JBCには、今回の責任の所在についてコミッショナーがどういう意見を持つのかなどの質問書を提出する。また、今後について意見交換をしたいという要望を出します」と説明。同事務局長は「ドーピング検査の体制や、JBCの体制をしっかりとすることは、これからの選手にとって大事なこと」と強調した。

 井岡に関しては、昨年末に行われた田中恒成(畑中)との防衛戦の際に、井岡の尿検体から禁止薬物が検出されたとの情報が流れたが、日本プロボクシングコミッション(JBC)が委託した第三者委員会の答申書などにより、陽性反応を示した要因は、JBCによる尿検体の保管ミスに伴う検体の腐敗であることとされた。JBCはミスを認めてオンライン記者会見で謝罪をしたが、上申書では「表面上は謝罪」をしているとし、「未だに、井岡に対する誠意ある謝罪をしていませんし、井岡の名誉回復措置も講じていません」とした。上申書に書かれた要求は〈1〉JBC執行部の責任を認め、現役員が退任すること〈2〉個人情報がマスコミにリークされた原因を追及し明らかにすること〈3〉ドーピング規定を整備し、ドーピング検査を国際基準に準拠させること〈4〉井岡・田中両選手にたいして誠意ある謝罪をし、名誉回復措置を講じること、の4つ。

 JBCは27日付でホームページ上に、あらためて「お詫び」のバナーを作って、井岡サイドに謝罪の意思を示したが、永田有平理事長は31日、取材に対し「井岡君には、身にしみて、すまないことをしたと思っている。真摯に受け止めます。彼の名誉を回復してあげないといけない。井岡君の望んでいることをしてあげたい」と話した。理事長は井岡、畑中両陣営への直接謝罪を意向を示したが、すでに畑中サイドとは面会したものの、謝罪は受け入れられなかったことを明らかにした。

 「私はドーピングの体制の構築や情報漏えいを受けてのガバナンス委員会を作る使命を受けている。井岡選手にはウチのミスでご迷惑をかけたのだから、頭を下げるしかない。畑中サイドにはご心配をかけてしまった。私たちが辞めることよりも、これらの制度をしっかりと作ることが誠意ある対応と考えている」と同理事長。ドーピングに関しては、ドーピング対策を構築している日本野球機構に話を聞きに行ったりもしているそうで、ドーピングの専門家を東西に各男女1人ずつ育成していくプランがあるという。ガバナンス委員会については、第三者で構成されることを想定しているが、協会からメンバーに入ってもらうことも構想に入っている。

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