【高校野球】前川、前川、雨、前川3戦連続完投…札幌日大初優勝王手

3失点完投した札幌日大・前川佳
3失点完投した札幌日大・前川佳
延長10回1死、勝ち越し本塁打を放つ札幌日大・山村
延長10回1死、勝ち越し本塁打を放つ札幌日大・山村
春季全道高校野球大会
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決勝進出両校比較表
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◆高校野球春季北海道大会 ▽準決勝 札幌日大5―3クラーク(30日、札幌円山)

 準決勝2試合が行われた。札幌日大は延長10回の末、5―3でクラークに競り勝ち、3年ぶりの決勝進出を決めた。先発したエース右腕・前川佳央(3年)が10回を11安打無四死球3失点。全道初戦から3試合連続完投勝利を挙げた。

 決勝は31日、札幌円山で行われる。

 前川、前川、雨、前川―。札幌日大がエースの力投で初Vに王手をかけた。前川佳が137球で10回を投げ11安打3失点で完投。2時間40分の延長戦を制した背番号1は「流れを持ってくる投球をして野手陣にも助けられた」と笑みを浮かべた。

 「脱力投法」で3戦連続完投だ。26日初戦・函館工で141球、27日2回戦・旭川大高では142球、3試合で420球に達した。計28回20奪三振8四死球10失点とフル回転する。28日は休養日、29日は雨天順延で迎えたこの日は「力を抜いてテンポ良く投げた結果」。最速144キロだが、球速にはこだわらず「60%ほどの力」で制球を重視。185センチの長身から角度のあるボールで丁寧にコースを突き、無四死球で乗り切った。

球数制限あと80球ギリギリまで投げる 昨秋の全道大会・準々決勝の北海戦は5回4失点(自責3)で降板した。「勝てる投手になるには1試合を投げきる気持ちがないとダメ」と痛感した。冬場は300メートルダッシュなどの走塁メニューを野手陣より1本でも多く走った。体力強化と同時に、懸命な姿勢も見せた。打線は同点の10回1死、8回から途中出場の5番・山村寛太一塁手(3年)が放った決勝弾を含む3本塁打などで強力援護。冬場から見ていたエースの奮闘に応えた。

 昨年から採用されている1週間で500球の「球数制限」のため、決勝で投げられるのは80球となる。「ギリギリまで投げる覚悟です」。責任感の強いエースが、春初制覇のために最後の最後まで右腕を振る。

(西塚 祐司)

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