【巨人】岡本和真がソフトバンク708日ぶり撃破弾!11連敗で止め「1勝できたのは良かった」

スポーツ報知
5回1死、岡本和が勝ち越しの中越え14号ソロを放つ(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク3―4巨人(30日・PayPayドーム)

 原巨人がついに、ソフトバンクに勝った。同点の5回1死で岡本和が中越えに14号決勝弾。19年からの交流戦、日本シリーズ通じて11連敗中の宿敵を4番のバットで708日ぶりに蹴散らした。プロ入り後初めて中4日で先発した戸郷は5回2失点で試合を作り、6人の救援陣で逃げ切り。不振の丸をスタメンから外すなど非情に徹した原監督を中心に、チーム一丸で呪縛を解いた。

 岡本和の打球は、中堅フェンス上部に当たり跳ね返った。本塁打を示すオレンジ色のラインを越えたか微妙なところだった。二塁でストップしたが右手を上げて自軍ベンチへアピール。審判団によるリプレー検証後、本塁打となった。「分からなかった。ホームランでも(打球が跳ね)返ってくる時がある。(リプレー検証の結果を)待つ間『手を回してくれ!』と思っていました」

 2―2の5回1死。和田のインハイ真っすぐを振り抜き決勝打となる勝ち越しの14号ソロを放った。同様に、この日アーチをかけたヤクルト・村上と並び本塁打数はリーグトップ。打点を44とし同トップを独走する。26日の楽天戦(東京D)以来、4試合ぶりの一発で自身最多タイの月間9本塁打目。4番99号となり、過去6人しか達成していない「4番100号」に王手をかけた。

 もう同じ思いをしたくない。その一心で対ソフトバンクには燃えるものがあった。「やっぱりずっと負けているので。今年はしっかり交流戦首位に立つために3連敗は回避したかった。今日は勝ててよかった」。思い返されるのは19、20年の日本シリーズだ。19年は第4戦(東京D)で2ランを放ったが4戦16打数3安打、打率1割8分8厘。20年は4戦13打数1安打、打率7分7厘で、屈辱の0打点に終わった。「個人としてもチームとしても何もできなかった。それが現実。それまでの力しかないということ」。4番としての責任を負った。

 2年連続の4連敗を経て感じたことは「レギュラーとベンチの差を縮められれば。誰が出てきても強いな、というか。そういうチームは強いな、と」。自身は18年途中から不動の4番として君臨するが「僕もポジションを奪われたくないので」と常に危機感を持つ。だからこそキャンプ時には野手で一番と言っていいほどバットを振り、ノックで泥だらけになった。背中で示す姿こそが、仲間たちへの刺激となりチームの底上げにつながると信じた。4番の一発がチームの連敗を3、対ソフトバンクには19年からの交流戦、日本シリーズを通じての連敗を11でストップさせた。同カード初戦は3打数無安打、2戦目は4打数2安打も打点を挙げることが出来なかったうっぷんを晴らした。

 原監督は「ずいぶんストレスもたまっていただろうし、そういう意味ではそれが全て出たんじゃない」とうなずいた。「日本シリーズとはまた違う。でも、何とか1勝できたのは良かった」と岡本和。4番が導いたこの1勝には大きな価値がある。(小林 圭太)

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