◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス4―7ヤクルト(29日・京セラドーム大阪)
オリックスは、先発の田嶋大樹投手が5回6失点で3敗目を喫し、5月の負け越しが決まった。
田嶋は初回、先頭の塩見に中前打されると中村、山田に連続四球。無死満塁から村上の犠飛であっさり先制を許すと、続くオスナの二ゴロ間に三塁走者が生還。わずか1安打で2点を奪われた。2回には先頭のサンタナにソロを被弾し、1死から3連打でさらに2失点。いきなり5点のビハインドとなった。5回9安打6失点で降板した左腕は「今日は何もコメントできることはありません」。京セラドーム大阪では2019年7月4日のロッテ戦で勝利して以来、13試合勝ちなしとなった。
中嶋監督は、序盤で大量失点した苦しい展開に「そうなると、やっぱり難しくなる。点に絡む四球というのは、やっぱり良くはないですよね」と指摘した。チームは借金「5」となり、5月は9勝12敗1分けで負け越しが決定。今月16日から無観客開催が続いている本拠地で、来月からは平日開催で入場者数を上限5000人として実施することが前日に発表されたばかりだが、指揮官は「頑張ります」と敗戦に言葉少なだった。