【宏太’Sチェック】2シャドー逃げずに勝負を

スポーツ報知
鳥栖戦の前半21分、シュートを放つ札幌MF小柏剛(左)

◆明治安田生命J1リーグ第16節  札幌0―0鳥栖(26日・札幌ドーム)

 好調な鳥栖相手に最初こそ攻められたが、パスとハードワークで自分たちのペースに持っていった。試合運びがうまくなったし、誰が出てもボールを動かして押し込めていた。深井と高嶺のWボランチなど後ろは素晴らしかったし、勝ち点は1だが堂々の戦いを見せた。

 ゴールを取れなかったという結果に、ロペスやチャナがいないから決定力がないと見る人もいるが、そういう問題ではない。本当の意味でフリーで打てる状況を作れていないから、得点が生まれていないのだ。

 例えば前半21分に小柏がGKと1対1になるも左へ外したシーン。深井から完璧なパスが入ったが、小柏は1タッチ目で自分の右、ゴールに向かって外側にボールを置いた。そうなると相手GKは出てくるし、角度的にシュートも難しくなる。それを自分の左側に置くと、相手は左足のシュートを警戒するため前に出づらくなる。最初のトラップで全ては決まる。受けた瞬間に得点を逆算することが必要だ。

 全体的にどこかゴール前で大事に行き過ぎているなと。自分の形できれいに決める得点なんて滅多にない。ドリブルなどうまい選手は多いが、それだけでなく、見ている人や相手が「おっ」と驚くようなプレーもないと、得点はなかなか生まれない。札幌の攻撃で重要な役割を持つ2シャドーだが、名前通りの影なんかじゃない。シュートなんて外れるものなのだから。ゴール前ではストライカーに変わり、外すことから逃げずに勝負すべきだ。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

サッカー

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請