高橋由伸氏、巨人・190センチ大型左腕の横川凱はまるで山本昌…通算219勝レジェンドに似ている

スポーツ報知
5回2死一、二塁、浅村栄斗のファウルボールの打球を指さす横川凱(カメラ・中島 傑)

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人0―2楽天(27日・東京ドーム)

 巨人が今季3度目の0封負けを喫した。楽天先発・滝中の前にチャンスを作れず、4月9日広島戦以来の無得点。今季最少タイの3安打で完封リレーを許し、連勝は2で止まった。今季初先発となった20歳左腕の横川は5回2失点と試合は作ったが、打線の援護に恵まれず初勝利はお預けとなった。スポーツ報知評論家の高橋由伸氏が横川のピッチングを解説する。

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 横川にもう少し球のスピードがつくと、さらに楽しみな投手だと思う。それでも、打席に入ったつもりでタイミングを計ったら、すぐには合わなかった。テイクバックで左腕を頭付近でワンクッション入れるから、ワンテンポずれた。球の出どころも見づらい。これだけでも十分な武器だ。

 カーブと沈む球が効果的で、140キロ台前半の直球は速く感じたかもしれない。制球力もある方で、タイミングを外しながらゴロを打たせていくタイプだろう。大阪桐蔭で甲子園大会を春夏連覇し、何度も修羅場を経験した分、マウンド上での態度も堂々としていた。

 持論だが、近年は大型左腕がプロ野球界で大成していない。理由は分からないが、05年の高校生ドラフト1巡目で横川の先輩にあたる辻内は1軍登板できずに終わった。最近の超一流は、中日一筋の186センチ左腕・山本昌さんまで遡る。身長190センチの横川は、タイプ的に似ている。

 剛速球があるわけでもない昌さんが、なぜ219勝もできたか。打者の打つ気配を感じ、駆け引きにたけていたからだ。横川の2失点はともに甘く、打つべくして打たれている。この大きな差を少しずつ埋めていき、私の持論を壊してほしい。(スポーツ報知評論家・高橋 由伸)

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