【大学野球】天理大3季ぶりVコロナ乗り越え奇跡の快進撃 プロ注目左腕・井奥勘太が無四球完封

最後の打者を打ち取り、ガッツポーズする天理大・井奥勘太(手前)
最後の打者を打ち取り、ガッツポーズする天理大・井奥勘太(手前)
先発した天理大の井奥勘太
先発した天理大の井奥勘太

◆阪神大学リーグ ▽優勝決定戦 天理大2―0甲南大(24日・ほっともっとフィールド神戸)

 阪神大学リーグは、優勝決定戦で天理大が甲南大を破り、3季ぶり20度目の優勝を飾った。新型コロナウイルスの影響で3試合の出場を辞退しながら、残り9試合を全勝してプレーオフに持ち込み、3日連続で登板したプロ注目左腕の井奥勘太(4年)が3安打無四死球で完封した。3年ぶり7度目出場の全日本大学野球選手権(6月7~13日・報知新聞社後援)では、神宮の開幕戦で石巻専大(南東北大学)と対戦する。

 優勝を決めると、天理大の井奥は仲間と歓喜の抱擁を交わした。最速145キロ左腕は、3安打無四死球で三塁も踏ませず94球で完封。「こんなに気持ちを入れて3連投したことがない」。優勝決定戦を含めて8登板で開幕6連勝。47回2/3を投げて自責は1。防御率は驚異の0・19だ。

 波乱万丈のミラクルVだ。大学内でクラスターが発生したため、4月24、25日の甲南大戦は不戦敗になり、部内でも感染者が確認されて5月16日の大体大戦を辞退。翌17日の同カードも辞退予定だったが雨天順延で一転、出場可能になり、大体大に勝って望みをつないだ。甲南大が勝てば天理大の優勝消滅のケースで2度も敗れ、残り3試合で最大6ポイント差(1勝3ポイント)を追いついた。

 感染対策で寮生は外出どころか、親との接触も1年間、自粛した。藤原忠理監督(55)は「いろんなことを我慢して、リーグ戦に懸ける思いに敬服する。格別の優勝」と感慨に浸った。(伊井 亮一)

最後の打者を打ち取り、ガッツポーズする天理大・井奥勘太(手前)
先発した天理大の井奥勘太
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